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2012年11月18日放送
  • BS-TBS:11月22日よる11:00〜
  • TBSニュースバード:11月24日よる9:00〜
ナレーター:中井貴一
リハビリ革命!麻痺した足が動き出す!? “奇跡”の「足こぎ車椅子」 〜寝たきり生活が一変!足でペダルを“こぐ”動きで身体機能回復へ〜
ドリームメーカー:
宮城県仙台市 株式会社TESS社長/
鈴木堅之 さん
» ジャンル:医療
» 日付順リスト:2012年11月
『もう一度、自分の足で風を切って歩く喜びを届けたい―』
「寝たきりだった女性が、1人で外出できるようになった」「左半身が全く動かない人が、両足でペダルをこぎ出した」― 麻痺した足が動き出すという、身体機能の驚異的な回復事例が出ているリハビリ用車椅子「プロファンド」。この画期的な車椅子を生み出したのが、医療器具の開発・製造を手がけるTESSの社長、鈴木堅之、38歳。
車椅子は通常、手で動かすか電動だが、鈴木の「プロファンド」は、椅子の前部に付いたペダルを自転車のようにこぐ自走式。この“足でこぐ”動きが、脊髄の歩行中枢を活性化させ機能が回復するとみられている。もともと東北大学の半田康延教授らの研究で15年ほど前に開発されたが、製品化は断念、そのまま研究室に埋もれようとしていた・・・。
『これは、歩けない人の生活を劇的に変えることになる!』 福祉関係の仕事を経て、医療機器メーカーに就職していた鈴木は、「足こぎ車椅子」のリハビリ効果に注目し、“多くの人たちの役に立ちたい”との想いで、ベンチャー企業を設立。しかし、車椅子を作る技術もなければ、医師でもない。そのうえ金も人脈もなかった・・・。
『この仕事には人生を懸ける価値がある』 50社以上に製造を断られてもあきらめない鈴木。そこに千葉県のスポーツ用車椅子メーカーが協力の手を差し伸べた。重さ80キロを超える車体重量の軽量化を実現。そして、コストダウンしての量産化には、台湾の企業が名乗りを上げた。「不思議なんです。もうダメだと思っても、それでも頑張っていると、必ず助けてくれる方がいる―」。
もう足が動くことはない、とリハビリを諦めていた人たちに希望の光を届ける鈴木の情熱と、リハビリ革命の最前線を追う。

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