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2012年11月4日放送
  • BS-TBS:11月8日よる11:00〜
  • TBSニュースバード:11月10日よる9:00〜
ナレーター:向井 理
液状化対策の切り札!新たな地盤改良工法“新型土のう” 〜軟弱地盤も驚異的に補強する!元数学研究者の基礎工事革命!〜
ドリームメーカー:
埼玉県加須市 メトリー技術研究所 所長/
野本 太 さん
» ジャンル:防災
» 日付順リスト:2012年11月
『液状化被害で住めなくなる土地を、ゼロにしたい―』
昨年3月の東日本大震災でクローズアップされた、「液状化現象」。
地面から砂と水が吹き上がり、建物は傾き、道路は陥没・・。その深い傷跡は未だに残っている。“決定的な対策がない”といわれるこの液状化を未然に防ごうと、画期的な新工法を生み出したのが、メトリー技術研究所の野本太、51歳。
野本が開発したのは、「D(ディー)・BOX(ボックス)」と名付けられた直方体の『土のう』。
従来の土のうとはワケが違う。地中の水圧の上昇を抑えられるため液状化を防げるだけでなく、地盤補強や振動を減らす効果もある。家を建てるのに整地に5年以上かかる沼地のような軟弱な地盤も、D・BOXを敷き詰めるだけで、数週後には施工できるようになるという。さらに、重さに耐える力は、D・BOX1つあたり、190トンまで耐えられる!
魔法のようなパワーを持つこの“土のう”。だが、その開発に至るまでの野本の人生は苦難の連続だった。父親が営む建設会社が不況で倒産寸前に追い込まれ、苦労の末、父親は他界。数学の研究をしていた野本は、全く畑違いの土木の道に入ることとなった。
 『みんながダメだっていうときに、逆に可能性がある』
「会社を立て直すには、会社の強みになる技術開発が必要」と、様々な技術を模索する中で、「土のう地盤補強法」にたどり着いた野本は、そこから、数学の研究者ならではの発想で、新しい“土のう”を作り上げていく。土木の素人が編み出した方法とは―?
そして、野本が新たに挑むのは、震災による液状化で多大な被害を受けた茨城県の国道。総面積は、1万平方メートル!そこに8000個ものD・BOXを敷き詰めるという前代未聞の大規模工事に臨む。日本の足元を守る男の、夢と人生の“座標軸”に迫る。

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