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2012年8月26日放送
  • BS-TBS:8月30日よる11:00〜
  • TBSニュースバード:9月1日よる9:00〜
ナレーター:向井 理
活断層も溶岩流も可視化!精密な地形を3次元で表現する『赤色立体地図』 〜独自開発の新技法を防災計画に活用し日本列島を守りたい!〜
ドリームメーカー:
アジア航測株式会社 総合研究所 技師長/
千葉達朗 さん
» ジャンル:防災
» 日付順リスト:2012年8月
『地球の凸凹を表現する最新技術を防災に役立て、人々の暮らしを守りたい』
“いつ噴火してもおかしくない”。そう指摘されているのが、毎年、登山客で賑わう富士山。その噴火の危険性を知るため、地殻変動の痕跡など富士山麓の樹海調査に取り組むのが、“空間調査・計測のプロ”、アジア航測の千葉達朗、55歳。千葉は、航空レーザー計測で得られたデータを、1枚の地図上に3次元的に見せる新たな地形表現方法『赤色立体地図』を開発。従来の航空写真では、森林にしか見えない富士山麓の樹海も、この『赤色立体地図』により、樹木に覆われた地形が立体的に可視化され、これまで誰も発見できなかった小さな火口が確認された。また、溶岩の流れも解明された。
富士山麓の調査を依頼された12年前、当時使われていた主流は、等高線地図だった。だがそれでは、山なのか谷なのか、地形を判断しにくい。そこで、全く新しい地図の製作を決意した千葉だったが、試行錯誤するも、はっきりとした凸凹の表現が大きな壁となった。そのときヒントとなったのが、子どもの頃の記憶。そして辿り着いたのが、それまで地図業界では“タブー”とされていた『赤色』だった。“赤”には、人間の視覚のフシギが・・・。
『この地図が防災計画の未来に大きな意味を持つ―』 そう確信する千葉の技術に、日本中が注目。三原山の噴火に悩む伊豆大島には立体模型地図が設置され、溶岩の流れの予想を可能にした。また、活断層やプレートも丸裸にし、地震予知にも応用された。さらに、『赤色立体地図』は、なんと古墳の調査にも寄与することとなる。
そんな千葉の新たな挑戦の地は、東日本大震災で大きな被害を受けた地元・宮城県石巻。赤色立体地図を作り、震災前後で故郷がどのように変化したかの解析に挑む。
『故郷をもう二度と同じ被害に遭わせない』 自然災害の危険を予測し、人々の安全を守りたいと奮闘する千葉の挑戦を追った。

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