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2012年8月5日放送
  • BS-TBS:8月9日よる11:00〜
  • TBSニュースバード:8月11日よる9:00〜
ナレーター:中井貴一
予測困難なゲリラ豪雨を早期探知し、災害から命を救う! 〜レーダー観測と雨雲内部撮影でゲリラ豪雨のメカニズムに迫る!〜
ドリームメーカー:
京都大学防災研究所 教授/
中北英一 さん
» ジャンル:防災
» 日付順リスト:2012年8月
『数分でも早く、ゲリラ豪雨の発生予測を実現し、命を救いたい!』
日本の夏を襲う、局地的大雨・通称“ゲリラ豪雨”。短時間で雲が成長するため予測が難しく、その威力の凄まじさから、甚大な被害をもたらす・・。そんなゲリラ豪雨を早期に探知しようと研究を続けているのが、京都大学・防災研究所教授、中北英一、52歳。
子どもの頃から入道雲や雨を見るのが好きだった中北は、大学時代から雨による災害研究などをしてきた。その中北をゲリラ豪雨の研究へと突き動かしたのは、2008年に神戸市で起きたゲリラ豪雨による都賀川の増水だった。小学生を含む5人が死亡―。「直前に予想しても・・」と、突如降る雨の予測に力を入れてこなかったが、この日の気象レーダーを見ると、雨が降る30分前には“ゲリラ豪雨の卵”となる雲の存在が判明し、中北は愕然とする。『15分前でも、予測し警告できれば、命を救える―』
「雨雲の中を見られたらいいのに・・」一人の研究員の言葉をきっかけに、CCDカメラを搭載した観測装置「ビデオゾンデ」を使っての観測実験に、プロジェクトチームとともに沖縄で乗り出した中北。ビデオゾンデを大きなバルーンで雨雲の中に飛ばし、雲の中の雨粒の状態を画像で観測、それを最新型の気象レーダーで見た雨の情報と照合する。この方法で、サンプルデータを多く集め、より精度の高い気象レーダー観測を目指す。
そして、中北の新たな挑戦は、ヒートアイランド現象などにより、ゲリラ豪雨が多く発生する“都市部”でビデオゾンデ観測を行うこと。ビデオゾンデでの観測は、バルーンの破裂に伴い装置が落下するため、住宅などが密集する街ではなく、山の中や海を狙い、正確に落下させる必要がある。そのために、中北たちが生み出した方法とは?都市部でのビデオゾンデ観測が成功すれば、ゲリラ豪雨の早期探知にまた1つ前進する。
中北の想いを乗せて―。バルーンが飛び立つ。その行く先は果たして?

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