今年で53回目の開催を迎える三井住友 VISA 太平洋マスターズ。
これまで幾多の名勝負を生んだ日本を代表するビッグトーナメントだ。
昨年は歴代チャンピオンたちが存在感を示した大会となった。
最終日、途中までは谷原秀人が優勢かと思われたが最終18番でまさかのボギー。
首位タイで迎えた石川遼は18番ホールで果敢に2オンを狙い、見事にバーディを奪取。
御殿場に愛された男が前人未踏の大会4勝目を飾った。
石川はこの優勝で史上12人目のとなるツアー通算20勝も達成した。
今大会の注目はやはり昨年、大記録を打ち立てた石川遼。過去には17番ホールでホールインワンを達成するなどコースとの相性も抜群。
今季は優勝こそないものの、先日の日本オープンで単独3位に入るなど調子は上向きだ。
御殿場に愛された男は連覇で大会5勝目を狙っている。
今シーズンもいよいよ残り4戦、賞金王争いも佳境を迎える。
現在、賞金ランキングトップの生源寺龍憲は今季初優勝を含むここまでツアー2勝。
自身初の賞金王へ突き進んでいる。
そして、賞金ランキング2位は約1200万円差で蟬川泰果、そしてプロ5年目で初優勝を掴んだ金子駆大が3位に続いている。そして、先日の日本オープンで劇的な逆転優勝を果たした片岡尚之が賞金ランク6位につけている。
片岡はこの日本オープン優勝で「2026マスターズ」出場権を手にしておりここからさらに世界ランクを上げて“世界最高の夢舞台“に挑みたいだろう。
さらに、昨年の大会で優勝争いを演じ2位タイとなった河本力も賞金ランク9位につけ、逆転賞金王に望みを繋いでいる。
そして、今季はプロ初優勝者がなんと9名。
開幕戦の東建ホームメイトカップで初優勝を飾った生源寺龍憲を筆頭に小西たかのり、金子駆大、清水大成、阿久津未来也、小斉平優和、長野泰雅、勝俣陵、下家秀琉の9名がツアー初優勝を成し遂げている。
この記録は男子ゴルフツアーの中で歴代最多タイ記録となっており、今後の試合で新記録樹立に期待がかかっている。
戦いの舞台は、2018 年に松山英樹監修の元で全面改修を行った太平洋クラブ御殿場コース。
世界基準のチャンピオンシップコースで行われる三井住友 VISA 太平洋マスターズ。
第 53回大会、その歴史に名を刻むのは!?富士の裾野で繰り広げられる男たちの熱い戦いを見逃すな!【10月23日現在】