1977年5月22日に行われた具志堅用高のV2戦、WBA世界Jr．フライ級タイトルマッチ「具志堅用高×リゴベルト・マルカノ」。これが2度目の防衛戦となる具志堅。堅実なパンチャータイプのマルカノの素早いフットワークに有効打を奪えず、序盤苦戦を強いられる。しかし、中盤から具志堅の巧妙なテクニックで徐々に流れを引き寄せ、主導権を握る。

【対戦カード】
●WBA世界Jr．フライ級タイトルマッチ
王者：具志堅用高（協栄）×挑戦者：リゴベルト・マルカノ（ベネズエラ）

解説：郡司信夫
実況：岡部達

【開催日：1977年5月22日 北海道・真駒内スケート場】
序盤は挑戦者の素早いフットワークからカウンターを狙われ攻めあぐねるチャンピオン具志堅だが、中盤の4R辺りからジャブとフットワークで丁寧に戦うマルカノに波状攻撃を仕掛ける。徐々に流れをつかみ、得意の左ストレートをヒットさせ挑戦者をパワーで圧倒。しかしマルカノも、14Rになり左右のフックから攻勢に出る。最終15Rでは再びチャンピオンがマルカノを追う展開となり…。

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