池波正太郎の力作長編を、鬼才・五社英雄監督が仲代達矢ら豪華キャストを迎えて映画化した娯楽時代劇大作。闇の中に激突する二大組織、大怪盗軍団と幕府火盗改メの死闘を描く。徳川八代将軍を巡る陰謀で尾張藩から駆逐され、大盗賊団を組織して政道に立ち向かう男の生き様を名優・仲代達矢が熱演。また、岩下志麻、倍賞美津子、市川染五郎、丹波哲郎、松坂慶子、松本幸四郎ら豪華な顔ぶれが脇を固める。1978年作品。

【ストーリー】
長きに渡って繁栄した江戸時代の中でも、不況の時代とされた将軍吉宗治下の享保7年。八代将軍の地位獲得をめぐる徳川御三家の政権争いに端を発し、非常な武家組織に追われて盗賊と化した雲霧仁左衛門（仲代達矢）は、天下国家の権力に挑戦、その陰の富豪から大金を奪い、その心胆を寒からしめる略奪行為に痛快な生き様を見出す。一味600人といわれ、周到な準備と抜群の行動力を持つリーダーであり、霧か雲の如く正体を見せぬことから人々は彼を雲霧仁左衛門と呼んだ…。一身一家の怨念を晴らすべく、雲霧仁左衛門は天下の法に戦いを挑む！

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