江戸を斬る−梓右近隠密帳−
国民に愛され続けた人気時代劇「江戸を斬る」の第1部。竹脇無我演じる主人公・梓右近が、将軍の大権を行使し得る“隠し目付”として悪に挑む。1973年作品。
詳しく見る竹脇無我、片岡千恵蔵、松坂慶子、榊原るみ、鮎川いづみ、大坂志郎、加東大介、松山英太郎、松山省二、神山繁、志村喬、若林豪、牟田悌三、高橋元太郎、浅若芳太郎、長谷川哲夫、成田三樹夫、川辺久造、伊吹総太郎、中村竹弥 ほか
みどころ
「水戸黄門」「大岡越前」に続き、21年もの間、国民に愛され続けた人気時代劇「江戸を斬る」を第1部から放送!記念すべき第1部は、主演の竹脇無我が主人公・梓右近と双生児の兄・保科正之の二役を演じる。その他、松坂慶子との初共演も話題になり、榊原るみ、鮎川いづみが演じる右近に想いを寄せる女性陣との恋のバトルも楽しみの一つとなっている。時は徳川三代将軍家光の治世下。徳川政権が完全に安泰とは言えなかったその頃、江戸神田岩本町の裏長屋に“梓右近”と名乗る浪人が住んでいた。右近は将軍家光の異母弟で、保科正之の双生児の弟という数奇な星のもとに生まれた。双生児だったばかりに、当時の迷信から危うく闇に葬られるところを、大久保彦左衛門が乞い受けて育てるが、ある時、プイと大久保屋敷を出てしまう。その後、右近は彦左衛門との再会をきっかけに、将軍の大権を行使し得る“隠し目付”として悪に挑んでいくことになる。豪華なレギュラー陣に片岡千恵蔵、若林豪、成田三樹夫らが名を連ねる。レギュラー陣とゲストが展開する派手なストーリーに心躍る娯楽時代劇大作だ。平均視聴率22.4%、最高視聴率25.7%を記録。1973年作品。
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番組データ
出演 | 竹脇無我、片岡千恵蔵、松坂慶子、榊原るみ、鮎川いづみ、大坂志郎、加東大介、松山英太郎、松山省二、神山繁、志村喬、若林豪、牟田悌三、高橋元太郎、浅若芳太郎、長谷川哲夫、成田三樹夫、川辺久造、伊吹総太郎、中村竹弥 ほか |
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制作年 | 1973年 |
全話数 | 26話 |
制作 | C.A.L |
プロデューサー | 西村俊一、郡進剛 |
ディレクター・監督 | 山内鉄也 ほか |
脚本 | 葉村彰子 ほか |
放送内容
放送あり
全て
第1話 江戸を斬る
行方の知れなかった梓右近(竹脇無我)を見つけ大久保彦左衛門(片岡千恵蔵) は喜ぶ。右近発見の報を聞いた松平伊豆守(神山繁)は、右近を隠し目付に任じようと考える。
第2話 将軍の密使
船乗りの千太(平沢彰)が、一個の宝石を残して何者かに殺される事件が発生する。小夜(榊原るみ)は千太の死の謎を解くため、右近(竹脇無我)に知恵を借りる。
第3話 天下の一大事
好色大名として有名な川添丹波守(滝田裕介)は、町娘をさらおうとしていたところを大久保彦左衛門(片岡千恵蔵)につかまる。仕返しを企む丹波守は家臣に報復を命じる。
第4話 忠弥・槍の別れ
浪人の三浦孫太郎(森次晃嗣)は、盗んだ二百両を持って高木嘉右衛門(北原義郎)を訪ね、仕官への口添えを頼み込む。しかし高木は、孫太郎を奉行所に訴えると脅す。
第5話 和蘭陀囃子の謎
夜釣りの帰り道、右近(竹脇無我)は手裏剣を突き刺された絶命寸前の男を助け起こす。男は財布から南蛮の金貨を取り出し、「おらんだばやし」という言葉を残して息絶えた。
第6話 曲垣流霞隠れ
見事な駿馬を引いて日本橋にやってきた浪人・和田平助(中丸忠雄)と度々平(村井国夫)。長屋に二人を連れて帰った右近(竹脇無我)は、平助を幕府に世話しようと考える。
第7話 二人葵小僧
江戸の街に偽の葵小僧(平井昌一)が出没。正雪(成田三樹夫)一派の犯行とにらんだ右近(竹脇無我)は、村越兵衛(南原宏治)という男を突き止める。
第8話 喜内のにわか彦左
袴田又十郎(福田豊土)は、彦左衛門(片岡千恵蔵)の用心になれたと娘のお節(沢久美子)に嘘をつくが、そのお節が江戸に来ることに。話を聞いた右近(竹脇無我)は…。
第9話 決闘鍵屋の辻
鳥取藩主池田宮内大輔(高野真二)の重臣・渡辺靭負(加賀邦男)が甥の又五郎(中田博久)に斬られた。又五郎は旗本(川合伸旺)の邸に逃げ込み、旗本は又五郎をかくまう。
第10話 辻斬り将軍
家光(長谷川哲夫)が夜な夜な町で辻斬りをしているといううわさが広がる。仏の長兵衛(大坂志郎)が最期を看取った被害者も、「葵の紋が見えた」と証言して死んだ。
第11話 小坊主剣客
小坊主・坊太郎(長田伸二)の危急を奈美(松坂慶子)が救う。人には言えないある目的を持って剣の修業に出てきたと聞いた右近(竹脇無我)は、坊太郎に猛烈な特訓を課す。
第12話 浪人非情
右近(竹脇無我)が一日四十文の日当で荷場人足を始め、弥九郎(大山克巳)と知り合う。その弥九郎に遠州屋(神田隆)が目をつけ、弥九郎に商売敵を辻斬りさせようとする。
第13話 巷談・八百屋お七
ある夜起こった火災が神田界隈をなめつくす。そんな中、避難先で八百屋の娘・お七(村地弘美)と寺侍・吉三郎(太田博之)の恋が再燃。翌日、再び不審な火災が発生する。
第14話 忠長卿謀叛
家光の弟・忠長(中村敦夫)は、幕府の安定を願う人々にとって危険な存在。忠長の書院の天井裏では、伊豆守(神山繁)が放った忍者と柳生家の忍者が殺し合いを演じていた。
第15話 笹野権三誉れの仇討ち
槍の達人として知られる笹野権三郎(加藤剛)が、丸橋忠弥(加東大介)の教えを受けるため江戸に現れた。その頃、佐分利左内の娘・八重(金井由美)は父の仇を見つけて…。
第16話 悲願の直訴状
右近(竹脇無我)は百姓たちを救おうとする宗五郎(木村功)に感銘を受け、将軍に直訴しようとする宗五郎を江戸へ導く。宗五郎は寛永寺に参詣した家光に直訴状を差し出す。
第17話 飛竜祈願
日光東照宮の造りかえに、幕府は彫刻師を選ぶ。楠原広常(小堀明男)を推す山根丹波(戸浦六宏)に対して、彦左衛門(片岡千恵蔵)は甚五郎(樋浦勉)を対抗馬に立てる。
第18話 大奥に挑む
大久保彦左衛門(片岡千恵蔵)と春日局(北条真記子)の中が険悪に。大奥内部では春日局派と反対派がいがみ合い、特に年寄り松島(長谷川待子)は、局の暗殺を企んでいた。
第19話 盗人ざんげ
大久保彦左衛門(片岡千恵蔵)が、家康公から拝領した紋服を盗まれた。右近(竹脇無我)は由井正雪(成田三樹夫)の陰謀と見て、仏の長兵衛(大坂志郎)らと網を張る。
第20話 将軍家謀殺
右近(竹脇無我)は松平伊豆守(神山繁)から、家光(長谷川哲夫)が日光の途中で寄る宇都宮の城内に不穏な動静があると聞かされる。右近は新助(松山英太郎)と宇都宮へ。
第21話 凧々あがれ
太助(松山省二)が奥村仁斎(大友柳太朗)のところへ、ゆきだおれの侍・伊之助(石山律)を担ぎこむ。その伊之助が授かっていた仇討赦免状には、仁斎の名が記されていた。
第22話 闇のなかの狼
ある夜、右近(竹脇無我)が突然襲われる。柳生流の秘剣・兜断ちの技を使う男で、この技を使えるのはかつて右近と柳生道場へ通った友人・伝八郎(夏八木勲)以外いない。
第23話 浪人無惨
浪人の刀をだまし取る一味が出現。そんな時世に、右近は貧しくとも武士の誇りを失うまいとする浪人・加古川長八郎(本郷功次郎)と藤乃(佐野厚子)の兄妹と知り合う。
第24話 狙われた秘薬
相手に怪我を負わせてその治療費で生活するのんべえ医者の野々村玄碩(御木本伸介)。右近(竹脇無我)は、玄碩が薬の開発の過程で患者を死なせた過去があることを知る。
第25話 反乱前夜
浪人の木塚八九郎(本郷淳)は、大名屋敷の門前で切腹すると言い出しては、屋敷の者から金をせしめて生活していた。右近(竹脇無我)は女房思いの八九郎をとがめられない。
第26話 対決
正雪(成田三樹夫)は天下を我が物にしようとしていた。紀州家の家老・安藤帯刀(島田正吾)は右近(竹脇無我)に助けを求め、右近は兄・正之(竹脇無我・二役)を訪ねる。
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視聴方法
TBSチャンネルは、CS有料放送です。下記のサービスでご視聴いただけます。