TBS長編大作ドラマ「獅子のごとく」

出演

江守徹、十朱幸代、丹波哲郎、米倉斉加年、竹下景子、小山明子、国広富之、浅茅陽子、田中健、岸本加世子、ペギイ・ベルラッティ、中谷一郎、三ツ木清隆、山本亘、泉谷しげる、南風洋子、緒形拳 ほか【語り】北村和夫

日立の一社提供3時間ドラマの第3弾は、明治文学の巨匠・森鴎外の愛と戦いの日々をダイナミックに描いた「獅子のごとく」。制作費1億円、制作日数45日。1978年にして日本のテレビドラマ史上初の東西ベルリンロケを敢行!東ドイツ政府の協力を得て、7日間の東西ドイツロケを実現させた。制作スタッフ5人で200キロ、14個もある機材を抱え徒歩でベルリンの壁を超えるという壮絶な制作過程を経て制作された渾身作。
佐々木守・今野勉共同執筆のオリジナル脚本で、演出は「海は甦える」の鬼才・今野勉。森鴎外を演じたのは、名優・江守徹。ナウマン論争やエリスとの恋愛シーンをドイツ語で熱演し話題となった。その鴎外の恋人エリスには西ドイツのミス・ティーンが起用された。その他36人にも及ぶドイツ俳優人が出演するなど多くの話題を提供した。物語は、鴎外の「舞姫」の恋人エリスへの愛と、乃木希典との深い結びつきを軸に、西洋と日本、新と旧、近代思想と古武士的理論、東西文化のせめぎあいの中で、愛を求め、精神の自由を追い求めた鴎外の苦悩を描いていく。共演は、米倉斉加年、田中健、十朱幸代ほか。視聴率も28.4%を記録した。

【ストーリー】
御典医の家に生まれた森鴎外(江守徹)は、母峰子(小山明子)、祖母清子(原泉)のきびしい教育を受けた。12歳で東京大学医学部に入学するほどの秀才だった鴎外は、卒業とともに、陸軍省に入った。
23歳の春、鴎外はドイツに留学が決まった。国家と家の期待を荷って、勇敢ドイツに赴いた。ドイツでの四年間は、光にみちていた。ドイツ女性エリスと激しい恋をし、ナウマンと東西文明論を戦わした。ベルリンでは、政府の命によりドイツ留学中の少将・乃木希典(米倉斉加年)と出会う。鴎外は乃木に、不思議に心惹かれるものを感じ、ふたりの交際は、乃木の死までつづいた。
明治21年、鴎外が帰国後、ドイツからエリスが追ってきた。周りの強い反対もあり、鴎外は結婚をあきらめざるを得なかった。二年後、鴎外は小説「舞姫」に、その激情を吐露した。その頃、鴎外は母峰子の強い勧めで、結婚をしたが長くは続かなかった。
一度目の結婚に失敗した鴎外は、茂子(十朱幸代)と再婚する。
日露戦争の勃発とともに、陸軍第二軍医部長として従軍した。家では妻茂子と母峰子の確執があり、公私ともに戦いの日々が続いた。
やがて帰還した鴎外は、若き歌人たち、与謝野晶子(浅茅陽子)や石川啄木(国広富之)と付き合いはじめる。

番組基本情報

  • 制作年 : 1978年
  • 全話数 : 1話
  • 制作 : テレビマンユニオン/TBS
  • プロデューサー : 村木良彦、近藤久也
  • ディレクター・監督 : 今野勉
  • 脚本 : 佐々木守
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