森下愛子主演、恋人役を演じるのは石田純一。男と女の愛憎劇をサスペンスタッチで綴った作品。無邪気な人妻が嫉妬に狂い殺人犯へと変貌を遂げていく姿を通し、愛が時として人間を天使にも鬼畜にも変えてしまう魔力を持っていることを伝える作品。原作は、テレビドラマ化され大ヒットした「木枯し紋次郎」シリーズの笹沢左保。

【ストーリー】
雑誌社のOL・北御門水江（森下愛子）は、若い外科医・紫野原順一（石田純一）との結婚式に臨んだが、順一は挙式前夜、何者かに刺殺されてしまう。いったい誰が愛する人を殺したのか。真実を知るために水江は動き出す。その折、警察の聞き込みで、志方綾子（新藤恵美）が殺害時刻にウェディングドレス姿で順一の部屋を訪れたことが判明した。そんな異常な行動をした綾子は昔、順一の父に世話になったという医者の妻であり、順一の身の回りの世話をやいている女であった。殺したのは綾子なのか…。謎が深まっていく中、水江は志方家の家政婦・大神旗江（浅利香津代）から1本の録音テープを受け取る。そこには想像もつかない事実が録音されていた。順一の出生にまつわる謎、綾子との関係、そして死因までもが次々と明らかになっていく…。

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