東野圭吾原作×阿部寛主演の人気ドラマ「新参者」のスペシャル版。東野が手掛ける“加賀恭一郎シリーズ”の7作目「赤い指」はシリーズの中でも人気を誇り、「新参者」から約2年前が描かれた“エピソード・ゼロ”ともいえるストーリー。元刑事である加賀恭一郎の父親（山崎努）が登場し、これまで明かされることのなかった“秘密”がこの親子の間にある深い悲しみと愛情の物語と共に明らかになっていく。青山亜美（黒木メイサ）と加賀との出会いや、加賀の従弟・松宮脩平（溝端淳平）がなぜ刑事になったのか？ そして、加賀と松宮の関係などの、それぞれのエピソードが散りばめられている。
今回の最大のテーマは「家族」。加賀の前に立ちはだかる事件とは、ある平凡なひとつの家庭に起こった2日間の悲劇だった。加賀恭一郎が鋭い洞察力と推理力で、複雑に絡み合っている家族の紐を丁寧に、そして大胆に解いていく。

【ストーリー】
刑事・加賀恭一郎（阿部寛）が“新参者”として人形町に赴任する、約2年前のこと。入院中である加賀恭一郎の父・隆正（山崎努）の病室に、松宮脩平（溝端淳平）が見舞いに訪れる。闘病生活を送る隆正の楽しみは、看護師・金森登紀子（田中麗奈）との将棋。登紀子から恭一郎が見舞いに来ていないことを聞いた松宮は、恭一郎への不信感を募らせる。
一方、会社員・前原昭夫（杉本哲太）の電話に着信が。それは、普段はめったにかけてこない妻・八重子（西田尚美）からで…。

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