国民的時代劇シリーズ「水戸黄門」第17部。今回の世直し旅は、四代将軍・家綱の法要での刃傷事件に端を発した鳥羽藩の権力争いを収拾するため、黄門さま一行が志摩へ向かうところから始まる。しかしその動きを阻止すべく、権力争いの黒幕でもある老中・柳沢吉保が追手を差し向ける…。このシリーズから、野村将希がレギュラーとして新加入。野村は第17部から第28部までの間、“柘植（つげ）の飛猿”役として出演した。由美かおる扮する“かげろうお銀”と同様、黄門さまの命を狙う刺客として初登場した飛猿は、いかなる経緯で黄門さまに仕えるようになったのか？

旅から戻った黄門さま・水戸光圀（西村晃）は、西山荘で晴耕雨読の日々を過ごしていた。黄門さま暗殺を企てながら、その人格にふれて以来、すっかりシンパとなったお銀（由美かおる）は、うっかり八兵衛（高橋元太郎）とともに黄門さまの側に仕えていた。
そんな折、芝・増上寺で営まれた四代将軍家綱の法要において、接待役の鳥羽藩主・内藤忠勝と宮津藩主・永井尚長がともに急死するという奇怪な報せが…。

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