緒形拳主演の「ひまわりさん」を放送。このドラマは、警察の遺失物係につとめる人たちが主人公。落とし物とそれに関わる人々から影響を受け成長していく若い警察官・真島と、彼を見守り時には諭すベテラン上司・越知との心温まる作品。
緒形演じる越知義郎は、昔は「落しの越知」と恐れられたやり手の刑事。定年まであと2年を残し、現在は遺失物係で街の人々の落とし物を探している。 越知と真島はひとつの万華鏡を手がかりに事件を辿り、街の人々の協力を得て殺人事件を解決していく。「落とした人の想いが込められている」落とし物について語る越知のセリフが心にしみる。

横浜・港町西署の遺失物係に勤務する越知義郎（緒形拳）のもとに、真島純平（小澤征悦）が転属してくる。交番勤務からの異動に喜び勇んだ真島だが、遺失物係は署内で「暇なおまわりさん」、略して「ひまわりさん」と呼ばれていることを知ってがっくりする。現場で事件を捜査する刑事に憧れ、刑事課の小泉玲子（川原亜矢子）が颯爽と現場に向かう姿を羨ましく見送る真島。
もっとやり甲斐のある仕事がしたいとくさる真島のもとへ、大切な万華鏡をなくしてしまったと小山田イト（赤木春恵）が孫娘を伴い、遺失物係にやってきた。伊豆の島から上京し、観光ツアーに参加した途中でなくしたというのだ。消極的な真島に、越知は「落し主が本気で探してるんだ。ものだってそれなりに口をきく」と語る…。

続きを読む