売れない演歌歌手とそのマネージャーコンビが人助けに奮闘する、水谷豊＆浅田美代子共演の「演歌・唱太郎シリーズ」。第2弾の今作は、長野県松本市が舞台。殺人事件がひとつも登場しない人情ドラマとなっており、坂上二郎、美保純、神山繁ら芸達者な俳優をゲストに迎え、父娘の情愛をたっぷり見せる感動編に仕上がっている。このドラマの見どころのひとつである演歌も続々登場。水谷が「泣くな東京」、浅田があかねの持ち歌「舟宿にて…」と「津軽海峡冬景色」を歌うほか、往年の演歌歌手に扮する坂上二郎が「娘よ」「俺は月見草」の2曲を歌い、見事なノドを披露している。

【ストーリー】
“演歌歌手マネージャー・赤城唱太郎”の名を語る詐欺犯が現れた。偽の唱太郎にスカウトされたという河村瑠璃（山田純世）が50万円を騙し取られ、唱太郎（水谷豊）たちも巡業のギャラをかすめ取られるなど被害が続出したため、唱太郎は警察に届け出る。数日後、例の詐欺犯が長野県の松本市で捕まったという報せが入り、急ぎ松本警察署へと向かった唱太郎は、犯人に面会してびっくり仰天する。その初老の男はなんと、かつて唱太郎とともに演歌歌手を目指した、唱太郎の恩人とも言うべき坂本欣也（坂上二郎）だったのだ。

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