赤い運命
“赤いシリーズ”第3弾。運命のいたずらに引き裂かれた父娘が、真実を知る日はいつ?出演は宇津井健、山口百恵ほか。
詳しく見る宇津井健、山口百恵、三國連太郎、秋野暢子、有馬稲子、志村喬、南條豊、前田吟、岸田今日子、池部良、木内みどり、中村孝雄、仲谷昇、佐々木孝丸、青木和子 ほか
みどころ
大映テレビ制作のサスペンスドラマ“赤いシリーズ”第3弾。伊勢湾台風の影響で、生まれた子どもが取り違えられる。その運命の歯車によって翻弄される二人の娘役を山口百恵、秋野暢子が熱演。百恵はこのシリーズの好演が認められ、第9回テレビ大賞優秀個人賞を受賞した。前作の「赤い疑惑」でコンビを組んだ三浦友和に代わって、映画「エデンの海」で共演した南條豊が相手役を務め話題となった。
【ストーリー】
昭和34年9月26日、いわゆる伊勢湾台風で、東海地方は大きな被害を受けた。そのとき、吉野信人(宇津井健)の妻・世津子(岸田今日子)と生まれたばかりの娘・いづみ(山口百恵)が行方不明に。名古屋の実家で出産した世津子は、東京の夫のもとに娘を連れて帰る途中の出来事だった。その日から17年、吉野信人は行方のわからぬ妻子の事を心の底に秘めつつ、東京地検の中堅検事として多忙な日々を送っていた。一方、行方不明になった娘・いづみは、孤児として養護施設で“若杉京子”と名づけられ、明るく元気に成長していた。そして、世津子は、記憶喪失のまま“大竹由美子”として、家庭を築いていた。ある日、父娘を引き合わせる事件が起きるが、それをきっかけにさらなる運命のいたずらが…。父娘が真実に気付くのはいつなのか? そして記憶を失った世津子は…。
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番組データ
出演 | 宇津井健、山口百恵、三國連太郎、秋野暢子、有馬稲子、志村喬、南條豊、前田吟、岸田今日子、池部良、木内みどり、中村孝雄、仲谷昇、佐々木孝丸、青木和子 ほか |
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制作年 | 1976年 |
全話数 | 28話 |
制作 | 大映テレビ/TBS |
プロデューサー | 春日千春、山本典助 |
ディレクター・監督 | 降旗康男、富本壮吉、野村孝 ほか |
脚本 | 佐々木守、長野洋 |
主題歌 | 赤い運命 |
歌手 | 山口百恵 |
放送内容
放送あり
全て
第1話 再会・それは悲劇のはじまり
検事・吉野信人(宇津井健)の妻子は、伊勢湾台風で行方不明に。それから17年、ある夜信人は養護施設「白百合園」の火事に遭遇し、1人の娘(山口百恵)を助けた。
第2話 逮捕・引き裂かれる父と娘
信人(宇津井健)は娘・いづみ(秋野暢子)の友人・島崎直子(山口百恵)が何故か気になる。一方、直子は事件の夜に父(三國連太郎)の革ジャンについた血痕を洗い…。
第3話 親をかばう血の叫び
島崎(三國連太郎)が信人(宇津井健)担当の殺人事件容疑者で逮捕された。本人は容疑を否認する。しかし娘・直子(山口百恵)はジャンパーについていた血痕が気になり…。
第4話 恐ろしい告白にゆらめく娘心
参考人に呼ばれた直子(山口百恵)は信人(宇津井健)の追求に何も答えず、不起訴で釈放された島崎(三國連太郎)は直子と心を通わせた。一方、信人は記憶喪失の妻が…。
第5話 母の記憶がもどる時
信人(宇津井健)は、直子(山口百恵)が父と信じる島崎栄次(三國連太郎)をかばう姿に心を打たれていた。一方、大竹由美子は偶然見かけた直子の腕にあるほくろから…。
第6話 ほくろ・悲しい愛
直子(山口百恵)は、信人(宇津井健)が容疑者・島崎(三國連太郎)と行う現場検証をじっと見守っていた。一方、由美子(岸田今日子)は失った全ての記憶を取り戻した。
第7話 父ふたり・母は今?
記憶を取り戻した由美子(岸田今日子)は信人(宇津井健)と17年振りに夫婦として再会したが、「世津子」と呼ぶ信人に「大竹由美子でございます」と答え立ち去った。
第8話 他人を装う父と母…
信人(宇津井健)は由美子(岸田今日子)から、直子(山口百恵)が実娘で、いづみ(秋野暢子)は島崎(三國連太郎)の娘と知らされたが、島崎の為にしばらく隠す事にした。
第9話 秘密は父の胸ふかく…
直子(山口百恵)は世間の目に耐え切れず飛び出し俊介(南條豊)を求めて吉野家に。一方、信人(宇津井健)は大竹(前田吟)が島崎(三國連太郎)に真実を話したと知り…。
第10話 愛する時と信じる時
島崎(三國連太郎)が自供をひるがえし犯行を否定。態度の急変に信人(宇津井健)、直子(山口百恵)、弁護士・美矢子(有馬稲子)、由美子(岸田今日子)ら皆が驚いた。
第11話 愛と憎しみの間に
信人(宇津井健)に頼まれ、直子(山口百恵)は父と信じる島崎(三國連太郎)の裁判で証言台に立ち、信人は複雑な心境で尋問を続けた。しかし直子が証言した内容は…。
第12話 父がひとり涙する時
実父を殺した男が島崎(三國連太郎)だと知って、俊介(南條豊)は直子(山口百恵)への気持ちに悩み、信人(宇津井健)はいづみ(秋野暢子)や島崎の為に真実を語れず…。
第13話 ひとりぼっちの我が娘
俊介(南條豊)は直子(山口百恵)を諦めきれず、島崎(三國連太郎)が実父を殺した事件を調べ、動機を追及した。だが島崎は18年前の犯行を後悔していないと言った。
第14話 父と娘のわかれの朝
島崎(三國連太郎)は無実で釈放され、直子(山口百恵)と絆を深めた。俊介(南條豊)は島崎が実父殺害犯としりつつ、直子への愛を貫く決心を固め、それを知った島崎は…。
第15話 今こそ我が娘にすべてを
直子(山口百恵)は俊介(南條豊)へ別れの手紙を残し、島崎(三國連太郎)と千葉へ。大竹(前田吟)は剛造(志村喬)に直子といづみ(秋野暢子)の真実を話してしまい…。
第16話 父と娘の血汐は熱く
直子(山口百恵)に全てを明かした信人(宇津井健)は、いづみ(秋野暢子)と島崎(三國連太郎)の為に今は娘と呼べないと告げた。直子は大きなショックを受け、だが…。
第17話 夏の朝・娘は消えた
直子(山口百恵)は、島崎の娘として信人(宇津井健)と一緒に暮らすことに。島崎(三國連太郎)は直子を求めて、吉野家や彼女が関係する場所で次々と嫌がらせをする。
第18話 手をとって涙の海へ
信人(宇津井健)に直子(山口百恵)は島崎の娘として生きると告げた。だが島崎は疑っていた。一方、直子に嫉妬するいづみ(秋野暢子)は信人や俊介(南條豊)に反発し…。
第19話 父の決断の時は来た
島崎(三國連太郎)は直子(山口百恵)に説得され、信人(宇津井健)が紹介した建築現場で働くことになったのだが続かず、島崎は直子をつれて再び東京を去ろうとした。
第20話 憎しみの壁を越えて
直子(山口百恵)を連れ逃げる島崎(三國連太郎)を止めようとした信人(宇津井健)の拳が島崎の頬に当たった。この一件で信人は上司・上村(池部良)に辞職願を提出した。
第21話 父よ娘よ、母よ子よ!
信人(宇津井健)は、第2審前に消えた島崎(三國連太郎)と直子(山口百恵)を捜した。一方、島崎から時々直子に会って欲しいと頼まれ、驚く由美子(岸田今日子)だった。
第22話 秋風に白く光る殺意
信人(宇津井健)が島崎(三國連太郎)から頼まれた数名の消息調査は、俊介(南條豊)の父と同様、開拓青少年義勇軍の指導者や上官たちで、信人は不安を感じるのだった。
第23話 母ふたり父ふたり
大竹(前田吟)が重傷との知らせに駆けつけた直子(山口百恵)は、大竹と由美子(岸田今日子)に自分に母はいないと思って生きると告げた。一方、直子をある女性が訪ね…。
第24話 今、新たな運命の時
加代(青木和子)に信人(宇津井健)はいづみ(秋野暢子)こそ自分の娘だと問い詰められ、きっぱりと否定した。そこで加代は私立探偵を雇って真実を知り、その話を…。
第25話 破滅の時が今父の目前に
信人(宇津井健)と加代(青木和子)の話を立ち聞きしたいづみ(秋野暢子)は、自分が島崎(三國連太郎)と加代の娘だと知ってしまう。この事実にいづみは打ちのめされ…。
第26話 父よ急げ!!娘が誘拐された!
島崎(三國連太郎)の娘と知ったいづみ(秋野暢子)は自殺を図るが、信人(宇津井健)と俊介(南條豊)に救われた。一方、島崎の復讐相手の部下が島崎をひき殺そうと…。
第27話 愛するがゆえのわかれ
信人(宇津井健)は大竹建設が倒産寸前と知り、家を売って救った。一方、直子(山口百恵)は捕われた島崎(三國連太郎)を待ちつつ、俊介(南條豊)を諦める決心をする。
第28話 運命の父と娘に幸せは?
直子(山口百恵)の固い決心を知った俊介(南條豊)はいづみ(秋野暢子)の愛に応えようとする。捕われた島崎(三國連太郎)は第2審の日、解放されたが現れなかった。
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12/4(水)まで 毎週(月)-(日)午前4:00〜午前5:45[2話ずつ]
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