かたせ梨乃主演「名探偵キャサリン」第6弾。この「ブラックオパール殺人事件」では、大物俳優の親子に写真集の撮影依頼を受けたキャサリン＆次郎コンビが、訪れた撮影場所で事件に巻き込まれていく。きらびやかな芸能界で、複雑に絡み合う愛憎劇。妖しく煌くブラックオパールの指輪には、いったいどんな秘密が隠されているのか…。京都の撮影所で起こる殺人事件、密室トリック、ブラックオパールの謎…。名探偵キャサリンの推理が光る！
【ストーリー】
京都で活躍している女性カメラマンの“キャサリン”こと希麻倫子（かたせ梨乃）は、アシスタントの松本次郎（関口知宏）とともに時代劇の撮影所に来ていた。倫子は大物俳優・藤堂道成（千波丈太郎）と娘の新米女優・美夜子（村田和美）親子から写真集撮影の依頼を受けたのだ。美夜子は美しいが、わがままで撮影所でもメイク係の愛（細川直美）を怒鳴りつけたり、ベテラン女優・石川薫（中山麻理）に生意気な口を利いて怒らせたりと、気性の激しさを倫子や次郎に垣間見せた。そんな中、倫子と次郎が控え室を訪れると、美夜子が道成の化粧道具に混じって指輪の箱が置いてあるのを見つけた。箱の中には、見事なブラックオパールの指輪が。美夜子は道成が自分のために用意したプレゼントだと喜ぶが、道成自身は一瞬戸惑いの表情を見せ、さらに、そんな道成をなぜか愛がキッと見据えていることに倫子は気づくのだった。皆がオパールの美しい輝きに見入っていると、宝石マニアだという薫は「オパールは不吉な悲しみの石だ」と言い放つ。その直後、道成が突然、胸を押さえて倒れこみ、そのまま死んでしまう。

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