山田邦子が初めて挑戦するシリアスドラマ。恋人のために自ら危険なわなに飛び込もうとする一途な女性を熱演。雑用ばかりのOL生活に行き詰まりを感じていた八重（山田邦子）はオーストラリアで油田開発にたずさわる青年（鶴見辰吾）と出会い恋におちるのだが…。

【ストーリー】
雑用ばかりのOL生活に行き詰まりを感じていた松本八重（山田邦子）は、オーストラリアで油田開発にたずさわる青年・市川春樹（鶴見辰吾）と出会い恋におちた。会社を辞め、春樹を追って日本を脱出した八重は、ゴールド・コーストのホテルで働きやがて春樹と同棲をはじめる。驚いた春樹の父・雄三（宇津井健）や、婚約者の専務令嬢・森成美（RIKACO）は現地に駆け付け、二人の仲を裂こうと春樹に東京本社へ移動命令を出すなど妨害を続けた。だがある夜、春樹が支社の金25万ドルと共に突然謎の蒸発をする。以来、毎週ブリスベーン空港では春樹が東京出張に利用していた直行便（JL777便）が到着する度に、必ずブーゲンビリアの花束を持って現れる八重の姿が目撃される。恋人の帰りを待つこの派手な日本女性を現地の新聞は「蝶々夫人」のようだと大々的に報道し、このニュースは日本にも届いた。日に日に派手になっていく八重は、何の為にこんなことをしているのか、何を企んでいるのか…。

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