それぞれの秋(木下惠介・人間の歌シリーズ)

出演

小林桂樹、久我美子、林隆三、小倉一郎、高沢順子、海野まさみ、火野正平、桃井かおり、四方正美 ほか

  • 放送未定

平凡なサラリーマン家庭を舞台に、家族愛、思いやりを次男坊の目を通して問いかける。「人間の歌シリーズ」第12作となる本作は企画を木下惠介、脚本を山田太一が担当し第11回ギャラクシー賞を受賞した。キャストは、出来は悪いが心の優しい次男・稔に小倉一郎、その父・清一に小林桂樹。ほか林隆三、高沢順子、久我美子、火野正平、桃井かおり、四方正美らが出演。

【ストーリー】
大学生の新島稔(小倉一郎)はガールフレンドの兄に脅され、交際を諦めてしまう気の弱い青年だ。稔の父親・清一(小林桂樹)はいつも疲れている定年間際のサラリーマン、母親・麗子(久我美子)はそんな夫に気を使いながら、子供達はまともに育っていると思い込む世間並みの主婦だ。稔の兄・茂(林隆三)はベットのセールスマンをしている。がさつで仕事の自慢話ばかりする茂は、稔にとって面倒な存在だ。稔の妹・陽子(高沢順子)は高校二年生。だが稔から見ると中学生のような幼さが残っていた。そんなある日、稔は大学の悪友の唐木(火野正平)に唆されるまま、電車の中で痴漢行為をしてしまう。だが不運にも、稔が選んだのは不良グループの女学生。稔は不良グループのリンチを受けるはめになる。ところが、グループの新入りとして稔の前に現れたのは、妹の陽子だった。

番組基本情報

  • 制作年 : 1973年
  • 全話数 : 15話
  • 制作 : 木下恵介プロ/TBS
  • プロデューサー : 飯島敏宏、酒巻武彦
  • ディレクター・監督 : 井下靖央、阿部裕三
  • 原作 : 山田太一
  • 脚本 : 山田太一

エピソードリスト

#1

#1

平凡なサラリーマン家庭の次男坊で、気の弱い大学生・新島稔(小倉一郎)。ある日稔は、悪友の唐木(火野正平)にそそのかされ、電車の中で痴漢行為をしてしまう。

#2

#2

清一(小林桂樹)は顔のアザを「階段で転んでぶつけた」と言ったが、稔(小倉一郎)はその不自然さに、誰かに殴られたのではと考える。

#3

#3

清一(小林桂樹)を殴った、やくざ風の男は去った。稔(小倉一郎)は仕事から戻った茂(林隆三)に騒ぎを知られないようにと気遣ったが…。

#4

#4

稔(小倉一郎)は“頭の良い国立大学生”という触れ込みで、家庭教師を始めた。しかし稔は、杉本夫人(春川ますみ)の色っぽさにあらぬ妄想を抱いてしまう。

#5

#5

稔(小倉一郎)は清一(小林桂樹)の借金返済に協力するため、家庭教師をしている。また、不良グループに深入りしていく陽子(高沢順子)のことが心配でならなかった。

#6

#6

不良グループに、「陽子(高沢順子)をグループから抜けさせてほしい」と訴える稔(小倉一郎)。黙って稔の話を聞いていたリーダー・津田(桃井かおり)は…。

#7

#7

藤森園子(水原英子)という美人が茂(林隆三)を訪ねて来た。迷惑そうに園子と出かけた茂を見た陽子(高沢順子)は、二人の間に何か事情があることを見抜く。

#8

#8

自殺未遂で入院している園子(水原英子)に付き添っていた茂(林隆三)が帰宅した。茂は、清一(小林桂樹)に園子との結婚話を切り出そうとするが…。

#9

#9

仕事や家庭での心労が重なり、清一(小林桂樹)は原因不明の病に侵され始めていた。麗子(久我美子)は、夫が会社でも不可解な言動をしていることを知る。

#10

#10

入院した清一(小林桂樹)の検査が始まる。麗子(久我美子)が清一に付き添う間、稔(小倉一郎)は新島家を守ろうとよく働いた。

#11

#11

清一(小林桂樹)の病気は脳腫瘍だった。病名が明らかになっても、病院側はなかなか手術しようとせず、清一の異常な状態は、激しさを増していく。

#12

#12

脳腫瘍に侵された清一(小林桂樹)は、自制力を失い、意味もないことを口走っては麗子(久我美子)を困らせた。医師の江川(伊藤孝雄)は麗子を慰める。

#13

#13

清一(小林桂樹)の手術は8時間以上かかるので、稔(小倉一郎)ら子供たちはそれぞれ学校や仕事に出かけた。だが、みんな手術の事が気になって仕方がない。

#14

#14

手術が成功して日増しに元気になってゆく清一(小林桂樹)は、かつて脳腫瘍患者の症状を見知っているだけに、自分が何をしたのか気にかけていた。

#15

#15

家族が病気中の自分の行動を隠していると確信しながらも、それを忘れようと清一(小林桂樹)はリハビリに精を出していた。

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