今年5月、陸上競技の華と言われるリレー種目だけを集めた国際大会がカリブ海の
小国バハマで初めて開催される。それが『世界リレー選手権』だ。
世界48の国と地域が出場するこの大会は、世界陸上やオリンピックでメダル常連国のジャマイカ、アメリカをはじめ世界の強豪国が一堂に集結する。
舞台は、バハマの首都ナッソーのトーマス・ロビンソン・スタジアム。
第1回大会の今年と来年の第2回大会はバハマでの開催がすでに決定している。
この世界リレーでは、世界陸上やオリンピックで行われる4×100mリレー、
4×400mリレー以外にも普段見る事の少ない4×200mリレー、4×800mリレー、
さらに“トラックの格闘技”と言われる一人1500メートルを4人でリレーする
4×1500mリレーが実施される。男女合わせて10種目それぞれの順位をポイントに換算しリレーの最強国が決定する。
男女4×100mリレーではスプリント王国の威信を賭けたアメリカとジャマイカの対決から目が離せない。そして地元バハマの活躍にも注目。ロンドン五輪では4×400mリレーで金メダルを獲っているだけに初代チャンピオンの可能性は十分だ。
また8位以内に入った国と地域は来年行われる世界陸上北京大会の出場権も与えられる。現時点で日本は男子の4×100mリレー、4×400mリレーの2種目で
参加標準記録を突破。特に4×100mでは2008年の北京五輪で銅メダル、2013年世界陸上モスクワで6位入賞を果たしているだけに期待が膨らむ。
男子はメンバーが発表。
4×100メートルリレーメンバーには高瀬慧(25)、飯塚翔太(22)、
大瀬戸一馬(19)、桐生祥秀(18)。
4×200メートルリレーは、江里口匡史(25)、小林雄一(24)、
藤光謙司(28)、高平慎士(29)。
4×400メートルリレーは金丸祐三(26)、石塚祐輔(26)
渡辺和也(25)油井快晴(18)が選出された。
女子は4×100メートルリレーメンバーに渡辺真弓(30)、北風沙織(29)、
市川華菜(23)土井杏南(18)、リザーブに藤森安奈(19)の5人を選出。
女子リレーチームは愛称も椿スプリンターズに決まり
第1回の世界リレー選手権で新たな船出を迎える。
世界が注目するリレー種目最強国決定戦『世界リレー選手権』
トップアスリートたちによる国の威信を賭けた戦いから目が離せない!