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みなさん。
SPEC癸はいかがでしたか？
放送は終了いたしましたが、 「 ファンメッセージ 」 は、投稿可能ですので、 感想・苦情・希望・願望 などなど投稿くださいませ！

さて、 「 教会シーン 」 撮影の様子をお届けしていなかったので、最後に写真付きで紹介したいと思います。

撮影前日の夜、ロケが終了したにも関わらず、スタジオ内に集まるキャスト＆スタッフ。
「 教会シーン 」は前日にドライ（カメラ等を使用しないリハーサル）が行われ、翌朝から撮影が行われました。
ドライでは堤監督から、地居が蹴った銃が花瓶に入るアイデア 、 「 百年の孤独 」 部分のセリフ追加 、当麻が瀬文にギプスを噛ませるくだり などなど、ひとつひとつ動きやセリフの追加説明があり、本番同様に衣裳を着て、演じていくキャストの皆さん。

花瓶の中の銃。

十字架→十話→10話！？

「 今まで仕込んできたことには、全て意味がある！ 」 と、堤監督はキャスト＆スタッフに声をかけ…ドライは終了。そのままスタッフは打ち合わせを行い、翌日の撮影の準備へ。

スタッフ打ち合わせ中。なんとも神聖な雰囲気。

そして、翌朝7時。撮影開始。
当麻と地居の冒頭部分では、
戸田さん 「 どんだけーってどこかでいいたいですね 」
堤監督 「 いいね 」
戸田さん 「 どこにしましょうか… 」
堤監督 「 あまり何度も言うのも…動きつつ考えよう 」
などと、当麻らしいセリフを話し合いながら進めていく。

撮影用にたくさんの盗撮写真!?を事前に撮影しました。

当麻の銃をまわし蹴りする地居のカットでは、
城田くん 「 どうやって蹴りますか？ 」
堤監督 「 ニヤっと笑って、バレエダンサーのように、首を残して、クルっと？ 」
諸鍛冶さん（アクション監督） 「 こんな風に（見本見せる）蹴ります？ 」
城田くん 「 僕、左ききなんです 」
戸田さん 「 左きき！ 」
諸鍛冶さん 「 そっか、軸足逆か 」
城田くん 「 はい 」
諸鍛冶さん 「 じゃあ、無駄に1回転して勢いつけて蹴って… 」
城田くん 「 （笑）。こんな感じ？ （ とやってみる ） 」
堤監督 「 いいねー（笑） 」
城田くん 「 じゃあ、無駄に回って蹴ります（笑） 」
堤監督 「 全てに意味があるんです！（笑） 」
戸田さん 「 （笑） 」
SPEC癸では、 「 地居ムカツク！ 」 と怒りを覚えるカットですが…現場は和気藹々（笑）。

続いて、地居が当麻の腹を蹴るカットでは、一部、当麻部分が代役で行われ…。
諸鍛冶さん 「 城田くん、遠慮せずに思いっきりね 」
城田くん 「 いただきます（笑） 」
戸田さん 「 地居、ヒドっ！ 」
城田くん 「 ヒドイよね（笑）。では、よろしくおねがいします」と本番へ。
カット後…。
堤監督 「 ほんとヒドイ奴だな！！ 」
戸田さん 「 うんうん 」
城田くん 「 大丈夫でしたか？ごめんなさい　」
代役スタッフ 「 大丈夫です！ 」
堤監督 「 次は、ご本人ですよ 」
諸鍛冶さん 「 4発目は、一度、距離をとってから、蹴りましょうか 」
戸田さん 「 え！？ 」
城田くん 「 大丈夫、あてませんので（笑） 」
戸田さん 「 内臓破裂ですよー 」
城田くん 「 いい子だッ！ 」
スタッフ 「 あはは 」
堤監督 「 手を踏まれるところは、かなり痛いですから！ 」
戸田さん 「 わかりました 」
と、続いては戸田さんご本人と城田くんで行われました。

城田くん 「 大丈夫 」
戸田さん 「 どんだけー！ 」
城田くん 「 言うよねー！ 」
戸田さん 「 （笑） 」
堤監督 「 グッジョブ！ 」
と、当麻と地居部分が終了。
「 今、朝の9時！？9時で、もう、こんなハードなシーンを撮ってるんだー 」 と、時間の経過を忘れてお芝居されていました。

手を踏まれる当麻…の準備中。

血のりをべっとり。

「ゴメンねー」と城田くん。もちろん、実際には踏んでいません。

そしていよいよ、瀬文と美鈴が登場！
堤監督 「 瀬文は全く目が見えないというよりは、光と影で地居の姿を感じて。なんとなく明るい方を探す感じで 」
加瀬さん 「 はい 」
堤監督 「 美鈴は瀬文の銃を一緒に抑えてください。左手で。右手は使わないでね。“（ヴィジョンが）見えちゃったー”ってなるから 」
沙紀ちゃん 「 はい。左手ですね 」
と瀬文登場シーンを撮影。
「 地居は、瀬文を見下す感じでセリフを 」 と堤監督からあり、表情の演出を細かく受けていた城田くん。

スタッフは血のり対策で、ポンチョを着ています。

そして、両手が折れた瀬文を演じていた加瀬さんの姿に…。
戸田さん 「 瀬文さん、新キャラ！？ 」
沙紀ちゃん 「 （笑） 」
戸田さん 「 （笑） 」
城田くん 「 カエルみたい（笑） 」
加瀬さん 「 （照） 」
と、一同は言いたい放題で、加瀬さんは恥ずかしそうでした。

瀬文の姿に、うれしそうな戸田さん。

そうそう、恥ずかしいといえば…。
瀬文が歯を地居に飛ばすカットは、堤監督のアイデア。
歯をとばすくだりを撮影中、加瀬さんはとても照れている様子でしたが、額に歯をつけた城田くんを見たあとは…照れよりも、笑いがこみ上げている様子でした。

「７」の歯。

歯が飛んでいくカットを撮影中。

「歯」を装着した城田くん。「似合います？」と笑顔。

続いて、当麻が瀬文にギプスを噛ませるカット。
堤監督 「 当麻のギプスを瀬文に噛ませてはずして 」
戸田さん 「 噛め！ってドSだな（笑） 」
堤監督 「 本当に噛んでください。2人で協力してやって 」
加瀬さん 「 今のままだと噛みにくいので、噛みやすいようにしておいてください 」
スタッフ 「 はい 」
加瀬さん 「 噛んで、落としますか？噛んだまま？ 」
堤監督 「 グーっと噛んで、落としましょう 」
加瀬さん 「 はい 」
堤監督 「 銃を抜いたら、“ 瀬文動くな ” という雰囲気で、瀬文の頭に銃を固定してください 」
戸田さん 「 わかりました 」
堤監督 「 当麻が銃を撃つときは、瀬文さん、目線を上に、銃を見るようにしてください 」
加瀬さん 「 はい 」
堤監督 「 地居と、美鈴はビックリして 」
城田くん、沙紀ちゃん 「 はい 」
と、現場であふれだす堤監督のアイデアを、本当に楽しそうに演じていた戸田さん、加瀬さん、城田くん、沙紀ちゃん。

噛みやすいように、ギプスに手を加え準備中。

さらには…。
堤監督 「 撃つとき、 “ 左手動けー ” と言ってください 」
戸田さん 「 はい。叫ぶ感じで？ 」
堤監督 「 そう、叫ぶ感じで 」
戸田さん 「 指が動くってことですよね？ 」
堤監督　「　そうですね。神経3本くらいで。すごく苦しそうな顔をして、グーーっと力をこめて、痛い、痛いという感じの顔で　」
戸田さん　「　はい　」
堤監督　「　当麻は出来るだけ、連射して　」
戸田さん　「　はい　」
堤監督　「　瀬文さんは、当麻の1発目を聞いたら目線を正面に落としてください　」
加瀬さん　「　わかりました　」
堤監督　「　美鈴は、2人を見ていて　」
と、本当に細かく計算された堤監督の頭の中が再現されていく…。

タイムスライス準備中。カメラ9台！！

当麻の手の傷…メイクの力は凄い!!

少し離れてみると、こんな感じ。

一方、城田くんはというと、
堤監督　「　1点を見つめて　」
城田くん　「　はい　」　とあり、発砲本番へ。
堤監督　「　いいね！　」
城田くん　「　11発、早っ！スゲーかっこいい。（　当麻の銃に　）　圧勝ですね、弾が出る早さは　」
堤監督　「　（笑）　」
と、発砲＆タイムスライス　（　人物が止まっていて、背景のみが動いているように見える映像　）　をこなしていく一同。

発砲に緊張気味の城田くん。

さらには、全方位が撮影できるというバグカメラを使用し、当麻、瀬文、地居、美鈴の撮影が行われ、一同はスタッフのテスト映像をみつつ…。
神木くん「　すごい！　」　（このシーンに登場しませんが、スタジオへ登場）
加瀬さん　「　すごいですね。何じゃこりゃ…　」
戸田さん　「　うわーーー　」
城田くん　「　これが噂の？？　」
戸田さん　「　すごい　」
沙紀ちゃん　「　おもしろい！　」
加瀬さん　「　画面にうつると、どのような映像になるんですか？　」
堤監督　「　ここにCGで弾をおいてて、○○で、○○で…（と説明）　」
と、興味津々のご様子。

全方位カメラ　（　真ん中にある黒い物体　） のテスト中。

全方位カメラの映像を見るの図1。

全方位カメラの映像を見るの図2。

全方位カメラの映像その1（スタッフテスト中）。

全方位カメラの映像その2（スタッフテスト中）。

撮影は、スタッフも中に立ち入れない1発本番！
みなさん、全方位カメラの映像…いかがでしたか？

その後、弾着が初めてという城田くんは緊張しながらも…　“　地居の死　”　を驚くほど不気味にかっこよく演じられ、教会シーンの撮影は終了しました。

本番直前、血のりを含む城田くん。

ジャンパーに弾着が仕込まれています。

地居の本性。
美鈴の協力。
瀬文の気合。
当麻の頭脳。
みなさん、教会シーンはいかがでしたか？

地居を殺したのは…誰！？

今まで多大なる応援ありがとうございました。
現場の様子が少しでも分かればと…最後に撮影中の会話メインでお届けしましたが、「　観察日記　」　もコレにて、終了とさせていただきます。
再びお会いできることを祈って…。

感想は、 「 ファンメッセージ 」 まで！！

「 SPEC 終 」