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捜査一課の皆様。チーム名を付けたり、付けられていたりしていますか？

載寧さん（以下、載）：ひそかに、スタッフから“ うましかいの ”って呼ばれているの知っていました？最近は、バカイノシシって…。
岡田さん（以下、岡）：馬と鹿でね（笑）
松澤さん（以下、松）：でも、それは脚本家さんがそのつもりで書いているんでしょ〜（笑）
岡：ひどいよねー（笑）

では、バカイノシシ…失礼しました。捜査一課の皆様！演じる人物はどんなキャラクターですか？

岡：馬場香は、捜査一課の管理官です。衣装合わせの際に堤監督から「公家っぽい感じで、動きも早くなく、人の目を見て話さない、上流至上主義を持っている人物」と方向をいただいたので、ストーリー全体のテイストを見つつ、少し遊びを取り入れながら演じてします。馬場はキャリア組で、警視庁に入ってすぐに管理官になっているから、実力は伴っていないんです。何かあれば前に出て仕切ろうとしますが、実際には鹿浜さんがそこを担っているという…。未詳は常識をゆさぶるような事件を担当しているので、捜査一課の3人は常識を持った警察らしくしなければならないなと思っています。
松：鹿浜は、叩き上げの刑事です。ですから、人一倍「捜査一課」に誇りを持っています。けれど、周りを見ると、タメ口をきく奴（猪俣!?）や、頼りにならない管理官（馬場!?）や、未詳には当麻という口の悪い奴がいて…常に憤りを感じています。
載：猪俣は要領がいいので、“少ない労力で大きな結果を得る”ことに、美学を持っていて…。
松：そこが違うんだよ！！携帯じゃなく、足をもっと使って捜査しろよ〜。
載：足ですか…。
松：そう（笑）
載：えー!!（笑）。あと僕は、衣裳あわせのときに「方言しゃべれる？」と監督に聞かれて、「広島出身なので、広島の言葉だったら話せます」といったら、「じゃあ、方言にしよっか」となったんですね。けれど、撮影初日に、「そんなこといったっけ？」と監督に言われて…（苦笑）
岡：（笑）
載：広島弁で演じることになりました（笑）
松：（笑）
載：あとは…。馬場さんのことは、味方につけておけば得だと思っているので気を遣っているのですが、ダメなところも見ているのでバカにしていますね。鹿浜さんに対しては敬語すら使わないという…。
松：タメ口だもんね。
載：完全になめきってますねー。

堤監督の現場はいかがですか？

松：堤さんは紳士で優しいですね。でも、現場ではピリっとしている。そこがすごいんですよ。怒鳴って出る緊張感とは逆で、軸がしっかりしているから皆がついていくという。役者としてはすごく気持ちがいいし、世界観に入りやすいですね。
岡：松澤さんの言葉その通りだなと。チェックがなくて不安に思うこともあるのですが、そこも含めて堤さんは見てくださっているから安心感がありますね。信じています。
載：堤さんはスゴイですよ。制限のある現場で、その中で最高の作品をつくろうとする気持ちはクリエイターだなと思います。

ご自身に、欲しいスペックはありますか？

載：僕は、空を飛びたいです。飛び方としては “ トンビ ” みたいに。犯罪じゃなくて、ロマンがあるスペックがいいなー。
松：俺はね、オリンピック選手になれるくらいの運動神経が欲しいね。100メートルを9秒台で走ってみたいよねー。
岡：僕は、当麻のように見ただけで覚えられる能力が欲しいです。

最後に、視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

岡：「刑事ドラマ」と構えずに、フラットな気持ちで観ていただけたらと思います。
松：今期の目玉になる番組だから、見ないと話題についていけないと思いますよー（笑）。視聴率も30％近く…28％いくと思うから、見なきゃ大変だよ！電車に乗ったら、『SPEC』見た？と話してくださいね。
載：僕、オンエアの10月8日が誕生日なんです。めでたく29歳になります。
岡：♪バースデーソング〜
載：「オールスター感謝祭」用にもらったTシャツに、誕生日が書いてあって嬉しかったです（笑）。
松＆岡：おめでとう！
載：ありがとうございます。ドラマの見どころですが…。刑事ドラマって物理的にも心理的にもリアリティを追及するじゃないですか。 『 SPEC 』 は、現実では考えられない特殊能力を題材としていますが、リアリティを持って作っているので、今までにない面白さを味わえると思います。刑事ドラマの常識を１つ壊したと思いますので、ぜひ、ご覧ください。

松＆岡＆載：金曜ドラマ『SPEC』、ぜひご覧ください！！