人形町の人々

各話に登場する人物を紹介します！

岸田克哉役 速水もこみちさんからのコメント

（写真） これまで物語に登場してきた人形町の皆さんとは違って、企業に勤めて、高級車を乗り回して、子供のために何でも買ってあげる人物です。自分のことを「成功者」と思っているんですね。ドラマの中で「かっこいいパパでありたい」というセリフがあるんですが、そういう気持ちを強くもっている、見栄っ張りな人です。
人は誰しも見栄を張る瞬間がありますし、それ自体は悪いことじゃないと思うんです。ただ、見栄を張っていいときと悪いときがあると思いますけれどね。

父親役は初めてですし、ぼく自身まだ独身ですので、全く未知の世界です。
でも脚本を読んでみて、克哉は自分の分身である子供を本当にかわいがっているんだな、と感じました。ぼくも自分に子供ができたら、こんなふうにかわいがっちゃうんだろうな、と思います（笑）。
ある意味理想の父親だと言えますが、見ている方にはよくも悪くも金遣いが荒くて、金銭感覚が麻痺している人だという部分を印象づけたいですね。経済的に余裕があるから、気持ちに余裕もあると思うので、演じる上では「上から目線」でやろう、と意識しています。
でも、とにかく息子のことが好きだということ、全てはそこがベースになっているということを忘れずにいようと思っています。

（写真）阿部寛さんとの共演は初めてなので、本当に楽しみにしていたのですが、とても緊張しました！ミシュランガイドに掲載されているレストランでの食事シーンが最初だったんですが、いっぱいいっぱいで、味わっているどころじゃありませんでした。
頭にセリフは入っていたのですが、緊張のあまり噛んでしまって、何度もNGを出してしまいました。でも、多少「動揺している」という場面だったので、リアルさが出て良かったかな、と思うことにしました（笑）。

見ている皆さんには「克哉は犯人なのかな？事件とどう関わって、直弘とも何か共謀していたのかな？」と思って見ていただきたいですね。そして演技そのものはもちろん、阿部さんと速水もこみち、背の高い二人のやりとりを楽しんでください（笑）。

第9話「人形町の人々」トップへ戻る

Backnumber

ページトップへ