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期待の山縣、桐生が登場 100メートル予選

2013年8月10日(土)13:35

【モスクワ共同】世界陸上で大会初日の10日、午後8時15分(日本時間11日午前1時15分)開始の男子100メートル予選に日本選手初の9秒台突入が期待される山縣亮太(慶大)と17歳の桐生祥秀(京都・洛南高)が登場する。

9日は会場のルジニキ競技場で最終調整。トラックの感触を確かめるとともに、スターターの号砲に合わせて3回ずつスタート練習し、タイミングを計った。報道陣への対応はなかったが、チームメートと笑顔で記念撮影に興じた。

山縣は既に本番モード。8日には「レースではこう走ると決めた。悩む時期は終わった」と語った。6月の日本選手権で初優勝し、エースとして臨む今大会。「冷静に、自分の走りに集中したい」と闘志をにじませた。

桐生は8日に練習場で世界記録保持者のウサイン・ボルト(ジャマイカ)と遭遇して「興奮した」と大舞台の雰囲気を味わっている。それでもレースは別。「日本でやってきた通り、一本一本集中したい」と落ち着いて本番に臨む。

10日午前には参加標準記録に到達していない選手の予備予選があり、その後に予選の組分けが決まる。