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川内「質高い練習できた」 世界陸上前、最後の実戦

2013年7月28日(日)15:40

男子マラソンの川内優輝(埼玉県庁)が28日、世界陸上(8月・モスクワ)に向けた最後の実戦として北海道釧路市で行われた釧路湿原マラソン30キロの部に順位のつかない招待選手として出場し、1時間33分27秒のトップでゴールした。
「質の高い練習ができた。八十点くらい」と納得の表情だった。

スタート30分前の午前9時の気温は25度ほど。正午には30度まで上昇し、湿度は90%を超えた。1キロを3分5~10秒で刻む予定で走り、10キロすぎまではペースを守れたという。
「暑くなければもっといけたと思うが、ずっと1人で走る中、そこまでひどい落ち方はしなかった」と分析した。

気温が29度にまで上がった21日の士別ハーフマラソンでは後半に大きく失速して22位に沈んだ。苦手とする暑さへの対応が課題となっていただけに「あのままでは不安だったが、今回で帳尻を合わせられた。本当によかった」と笑った。

今後も勤務との両立を図りながら、8月17日のレース当日に備える。栃木県日光市などに出かけて20キロ走にも取り組む予定で「涼しいところで距離走をこなして最終調整したい」と意気込んだ。