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桐生「JAPAN」に興奮 リレーは1走、山縣が2走

2013年6月21日(金)17:54

世界陸上(8月・モスクワ)男子短距離代表が21日、東京・味の素ナショナルトレーニングセンターで練習を報道陣に公開し、「JAPAN」のシャツに初めて袖を通した桐生祥秀(京都・洛南高)は「小さい頃の夢がかなってうれしい。これに満足せず頑張っていきたい」と興奮気味に話した。

今回は400メートルリレーのバトンパスの練習が目的でアジア選手権(7月・プネー=インド)代表を含む8人が参加した。経験が浅い桐生はバトンを渡すのみの第1走者を務める方針が決まり、第2走者に入るエース山縣亮太(慶大)との連係を確認した。

日本代表は次走者の手のひらに下から押し込むようにバトンを渡すアンダーハンドパスを採用する。桐生は高校では手のひらに上から乗せるオーバーハンドで走っており「初めてなので(次走者との)距離感が分からない。慣れていかないと」と課題を挙げた。

ロンドン五輪の100メートルで準決勝に進んだ山縣は「メンバーはそろっている。37秒台を出せるようにしたい」と38秒03の日本記録更新に意欲的。日本陸連の伊東浩司男子短距離部長は「バトンのミスを恐れず、思い切りやりたい」と話した。