インタビュー

ハヤシライスにまつわる思い出はありますか。

あんこだとか和菓子だとか甘い物が好きなんですけど、ハヤシライスやカレーなんかに至っては、辛いのが好きなんですよ。だから、カレーしか食べないんですね。ハヤシライスのマイルドな感じは物足りない。ハヤシライスを食べるなら、カレーを食べるかな…… (苦笑)。だから、ハヤシライスを食べた記憶は一、二度くらいしかないんですよね。

『流星の絆』っていうお話は、店が繁栄するなかで、殺人事件とかが絡んでいるかもしれない…… そんな物語の重要ポイントにハヤシライスを持ってきた東野さんはすごいなと思いました (笑)。普通ハヤシライスで事件は起こらないでしょう。これだけ世の中がグルメになって、飽食の時代になるとハヤシライスのウマイ、マズイが世の中的に通用するのかって思うでしょ？　戦後すぐ食べるものが何もない時代に、あの味のハヤシライスが出たら 「ッエ !?」 ってなるかもしれないけど、これだけ物を食べている中でこのハヤシライスは最高だってなってもねえ (笑)。 ( → )