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毎週金曜よる10時

週刊 林ライス

特別コラム:林ライスの秘密(1)・メニューにはない「林ライス」

連日、ジョージクルーニーに訪れては 「ハヤシライス下さい!」 とこの一品を切望していた戸神行成氏が、偶然にも出会うことが出来たのが 「ハヤシライス」 ならぬ 「林ライス」 だった。

そもそも 「林ライス」 とは、ジョージクルーニーオーナー・林譲二氏が考案した賄い飯のこと。でも、メニューをいくら探しても 「林ライス」 の文字はない……。では、「林ライス」 は一体どうしたら食べることが出来るのか。メニューにないものを注文してしまうという行成氏のずうずうしさはおいておいたとしても、このカレーハウスで 「林ライス」 を注文する人間は、今のところ見当たらない。だが、店員である有明功一氏にいたっても、行成氏から 「ハヤシライス下さい!」 というオーダーに対して、「ありません」 ではなく「終わっちゃいましたね」と答えているではないか。

以上のことから考えても、この店に 「ハヤシライス」 は存在するということになる。

そこで 『週刊 林ライス』 では、ジョージクルーニーに潜入取材を敢行し、メニューをくまなく探してみた!

表はカレーやセットメニューが並んでおり、反対側を見てもドリンクとサイドメニューだけと、いくら探しても 「林ライス」 の文字は見当たらない。ライターが諦めたその瞬間のことだった……。ふと裏側をひっくり返してみると…… !! なんと、メニューの底部分に 「裏メニュー 林ライス」 の文字が…… !!

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単語として音だけで 「はやしらいす」 という発音を聞けば、「ハヤシライス」 も 「林ライス」 も変わらない。この事実を知る功一氏は、行成氏が 「ハヤシライス」 ではなく、「林ライス」 を注文していたと純粋に思っていたのだ。

メニューの裏側に書かれた、まさに 「裏メニュー」。今回の取材を通して、オーナーの遊び心を垣間見ることができた。皆さんも、出されたメニューを当たり前に眺めるのではなく、たまには裏側だったり、底だったり、これまでとは違ったさまざまな視点で見つめ直してみることをお勧めしたい。

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