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2006年03月06日
 「ちょいワル」オヤジから「きれいめ」オヤジへ?
〜2006年、紳士服のトレンドは12年ぶりの正統派回帰!

今朝は、2006年の紳士服のトレンドについてです。
リポートは泉貴子が担当しました。

パステルカラーに花柄?!〜「きれいめ」紳士服
今年の冬は本当に寒かったですね。いつまで分厚いコートを着てなきゃいけないのかと、いい加減うんざりしていましたが、今月に入ってようやく寒さが緩んできました。やはり「明けない夜はない。春の来ない冬はない」んですね!
春服無理に前向きなことを書いてみましたが、やっぱり季節の変わり目には洋服を新調したくなるということでメンズファッションの総本山、新宿伊勢丹メンズ館をのぞいてみると...

6Fのカジュアルフロア(意外にも40代の男性が一番多いエリアです)には、薄いピンクのパンツ、淡い水色のカーディガン、花柄のシャツ...なんとも可愛らしい洋服がズラリと並んでいるじゃありませんか!「紳士服なのにピンク?花柄??」いったい何が起きているのか、伊勢丹メンズ館のセールスマネージャー森正久さんに聞いてみると...

「この数ヶ月ぐらい流れが変わってきてまして、きれいなジャケットにきれいな色のインナー、ジーンズでもあまり色落ちしていないきれいめのもの。色はピンクはエメラルド・グリーンなど、これまでの紳士服では考えられなかったような色から先に売れていく という状況です。」

春服ジャケットやブレザーなど、カジュアルでもきちんとした雰囲気の「きれいめ」のものが良く売れていて(昨シーズンに比べ10%以上の伸びとのこと)、40代以上の方でもピンクなど、明るいきれいな色合いのものを選ぶ人がとても多いそうです。「伊勢丹メンズ館なんてオシャレさん御用達だろ?おれっちには関係ないね!」とお思いのお父さんもいらっしゃるかもしれませんが、ユニクロやメンズプラザ・アオキといった、緊張しないで入れる感じのお店でも、この春は「きれいめ」の紳士服に力を入れているようです。


「ちょいワル」オヤジvs「きれいめ」オヤジ
しかし、ちょっと待って下さいよ、オシャレなおじさんのトレンドといえば雑誌LEONがブレイクさせた「ちょいワル」だったはず。 「きれいめ」とはかなりイメージが違いますよねえ。
そこで、売り場をよくよく見てみると...ありました、ありました、「ちょいワル」系のちょっとワイルドでエグイ感じの洋服もたくさん並んでいます。セールスマネージャーの森さんによると、「ちょいワル」人気もまだまだ根強く、メンズフロアは「きれいめ」と「ちょいワル」で二分されている状態だということです。「きれいめ」か「ちょいワル」か、それが問題だというわけです。


今年は「きれいめ」〜12年周期説という根拠
「ちょいワル」との激戦に挑む「きれいめ」陣営ですが(70年代の「コンチ」vs「トラッド」みたいなものでしょうか)、歴史的経緯から言っても2006年は「きれいめ」の年になるはずだ、と主張される方もいます。長年メンズファッションの流れを見てきた「オンワード樫山」メンズ開発室長の黒部和夫さんのお話です。

「オンワード樫山」メンズ開発室長の黒部和夫さんと一緒に「毎年、毎年ファッションのトレンドを分析しているんですが、ちょうど12年の周期で“きれいめ”、“正統派”に回帰するんですよ。
テイストで言えば、ブリティッシュとかアメリカンといったアングロ・サクソン系のきっちりした雰囲気のものですね。ちょうど12年前の1994年は“渋カジ”や“紺ブレ(紺のブレザー)”の大ブーム、その前の1982年は、アイビーを着崩して新しいテイストを加えた“プレッピー”スタイルが大流行(この年は映画『炎のランナー』が大ヒット。1920年代イギリスのトラッドスタイルにも注目を集まりました)、その12年前の1970年は日本における“アイビーブーム”の真っ只中、さらにその12年前の1958年はアイビールックの原型となるアイビーモデルのスーツが国際紳士服デザイナー協会に公認された年なんですね。この流れでいくと、2006年は“きれいめ”、“正統派”の年になるはずです。」


雑誌「LEON」「OCEAN」ずいぶん遡っていただきましたが、これだけ並べれば「確かに今年は...」という気になってきます。例えば、創刊されたばかりの大人の男性向けファッション誌「OCEANS」の表紙を見ると、SEXYバリバリのおぢさん連中に、喝! 気分は、ゆる味プレッピー カムバックきれいめ!なんて書いてあります。 まるで「LEON」誌へのあてつけのようですが、実はこの「OCEANS」誌は、LEON編集部を飛び出した人たちを中心に創刊された雑誌なんですって。なにやら火花が散っていますね。


2005年は、おじさんファッション革命の年だった!
ジャケットやブレザー、カーディガンにポロシャツ、チノパンetcと、アイビールックと共通項の多い今年の「きれいめ」ファッション。アイビーを通過したおじさん世代にも馴染み易いような気がします。
ただ今さらおじさんたちが洋服、しかもカジュアルを買うのかだろうかとも思いますが、そのあたりを再び伊勢丹メンズ館の森さんに聞いてみました。

伊勢丹メンズ館のセールスマネージャー森正久さんと一緒に「去年のクールビズ、ウォームビズを経験して、40代以上のサラリーマンの方のファッションに対する意識が明らかに変わりましたね。
例えば、最近は平日の仕事時間中に独りでお店に来て洋服を選んでいらっしゃる男性のお客様が増えています。以前は土日に奥様と一緒に来て奥様が全部選んでもらったり、奥様がひとりで来て旦那さんの服を買っていかれるというパターンが多かったのですが。見た感じちょっとお洒落に気を使っていらっしゃるな、という雰囲気の男性が独りで来ている姿をよく見かけますね、最近は。」


お洒落なおじさんが増えているんですね〜。確かに僕たちが取材に行った日も平日だったのですが、なかなか素敵な着こなしをされた40〜60代くらいの男性がけっこういらっしゃいましたよ。 オンワード樫山の黒部室長も「あとで振り返ってみたときに、2005年は男性ファッションにとってエポックメイキングな年として記憶されるでしょう」と仰っていました。 小泉政権の功罪はいろいろありますが、文化史的には「クールビズ、ウォームビズ」は意外とデカイかもしれません。

革命的な2005年を通過したことに加え、個人消費の中でも一番最後に回復する、 と言われている紳士服が、景気回復の本格化でようやく火が付き始めていて、紳士服業界としても「今年は大チャンス!」と期待しているようです。


おじさんファッション、ここに気をつけろ!
春服いくらおじさんがお洒落になったと言われても、まだまだ「休日といえばゴルフシャツにスラックス」みたいなお父さんも少なくないと思います。 そこで、メンズファッション界のカリスマ、オンワード樫山の黒部室長に初心者向けのアドバイスをいただきました。

「まずもっとサイズに気を配った方がいいと思いますよ。日本人の男性の2/3はオーバーサイズ気味です。着丈や袖丈、裾の長さなどがブカブカで、カッコ悪くなってしまって いる人が多いですね。少々太めでも、ちゃんと身体に合った洋服を着た方がスッキリ見えるものです。また色遣いにはいくつか原則があるのですが、できるだけ全身で3色以内に 抑えるのが基本です。3色を超えると仮装行列のようになってしまいますから。」

仮装行列...気をつけたいところです。

担当ディレクター 長谷川裕
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