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2005年10月13日
 名画DVDがなぜたくさん出る?

10月13日の現場にアタックは、名画などのクラシックDVDが、今、たくさん売られている理由についてです。

担当は、泉貴子です。

20世紀フォックス・ホームエンターテイメントジャパンの原田さん、石川さん、谷川さんと泉 最近、DVD屋さんに行くと、クラシック映画のDVDがたくさん売っていますよね。
なぜ最近になって、こんなに名画のDVDが出たのか、現在120タイトルあるスタジオ・クラシックシリーズを出している、20世紀FOX・ホームエンターテイメント・ジャパン株式会社のマーケティング本部ジニアマーケティングマネージャー谷川由紀さんに伺いました。
すると、シニア層のマーケットが非常に注目を集めていて、これから迎える団塊の世代が一斉に会社を退職する「2007年問題」に対して、大きなチャンスがあると考えているそうです。
また、その世代からも、こういった映画のDVDを出してほしい、と言う声がものすごくたくさんくるそうで、これは何とかしてあげたいと、DVDを出しているそうです。
街でお父さん達に聞くと、当時の映画のDVDを集めていたり、ジョン・ウェイン作品は全部持っていたりと、強い想いがあるようでした。
また、2007年問題以外にもクラッシックDVDが増えている理由があります。
最近の映画だと、著作権料がかかってしまうので、昔の映画だと著作権が切れているだろうと、著作権者の20世紀FOXなどに断りもなく、勝手にDVDを制作して、安く販売してしまうメーカーも現れているそうなんです。
著作権として、これは果たして正しいのか?
著作権に詳しい、弁護士の壇俊光さんに伺いました。
すると、制作から50年立てば著作権が消えるところが、平成15年に法が改正され、制作から70年になったことで、違反に当たるものが出てきていたり、また、映画には俳優さんの肖像権も存在するので、著作権者以外の業者が独自にDVDを制作するのはなかなか困難だそうです。
その辺のことを考えずに著作権が切れていると考え、無許可のメーカーが参入してきて、質の悪い粗悪品も出回ってしまっているそうです。
もちろん、ちゃんと許可を取って販売しているメーカーもありますので、全部が悪いわけではないのですが、画像が荒かったり、日本語の訳が雑で、せっかくの名シーンが台無しになってしまったりと、中にはひどいものもあるそうです。
せっかく、想い出の映画のDVDと出会えても、粗悪品だと本当にガッカリですよね。
現在、このあたりは課題となっているようです。
秋の夜長、想い出の映画で楽しんでみるのもいいのではないでしょうか?

リポーター 泉貴子
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