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2005年10月06日
 被災地ニューオリンズからジュリアード音楽院に受かったトランペット奏者

今朝の「現場にアタック」は、トランペット奏者としてニューオリンズで活動中に、ニューオリンズ大学院に入学が決まった矢先にカトリーナの被害に遭い、現在、生活を立て直そうとがんばっている大橋諭さんにお話を聞きました。

大橋さんは、現在、ニューヨークにあるジュリアード音楽院のジャズ科に所属しています。元々は、ニューオリンズでプロのトランペット奏者として音楽活動をしていましたが、自分のキャリアアップとしてニューオリンズ大学院に入学を決めて2週間後にカトリーナの被害に遭ってしまいました。


それで、ビザの関係で他の大学を探すことになり、避難していたミシシッピ州の山奥から、ジュリアード大学院のオーディションを受け、見事合格して、今はニューヨークに住んでいます。

大橋さんが改めて大学に行こうと思った理由は、ルイ・アームストロングの名を持ったバンドのオーディションで大学院に受かると、給料をもらえるため、プロ活動の一環として収入の一部を担えると考えたようです。また、将来のオプションとして大学院でマスターを取っておこうという気持ちもあったそうです。

大橋さんの家の状況を、隣の家のおばさんが教えてくれて、家の中の高さで155センチ以上まで水のラインが来ていた痕跡があり、おばさんの家は何もかもダメだったそうです。なので、大橋さんの家も同じような被害にあっているということです。ただ救いだったのは、たまたまドアは蹴破られていなかったこと。「だんだん人も戻りだしているので早めに帰らないと、もしかすると誰かが壊しに来るかもしれないから早めに一度帰るべきだ」と言われたそうです。


大橋さんは、「ニューオリンズは故郷であり、最高に愛した街なので、非常につらいです。とりあえず帰って自分の目で現実を見て、どうするか決めたいと思っています。戻りたいのはあるし、新しい場所でチャンスがあるかもしれない。これから先が全く読めないですが、自分の置かれた状況に精一杯やるだけです。ジュリアードのプログラムは2年ですが、プロの一環として学生をやっているので、すぐにでも演奏の仕事を探していきたい。」

大橋さんは、いニューオリンズの優しさや空気はすごい好きで、街を本当に愛しているので、大学に受かったと嬉しさよりも、なんとも言えない心境だそうです。
大橋さんは、とりあえず今週末に帰れることが決まったので、早く帰りたいとおっしゃっていたことが印象的でした。
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