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2005年08月22日
 夏の終わりの小さな旅?〜武蔵野の湧水群

武蔵野の湧水 スペシャルウィーク2週目の今週は、「夏の終わりの小さな旅」と題して首都圏近郊のお薦めスポットを紹介します。

今朝は東京都国分寺市の「真姿の池・お鷹の道湧水群」から、954キャスター宮脇花織が生中継しました。

「名水百選」にも選ばれた東京の名水
真姿の池は中央線国分寺駅(新宿から20〜30分ぐらい)から南西方向に20分ほど歩いたところにある小さな泉です。
脇の崖からもこんこんと水が湧いており、「お鷹の道」と呼ばれる遊歩道に沿って水路が流れています。
駅周辺にはデパートなどのビルが建ち並ぶ国分寺界隈ですが、真姿の池、お鷹の道の周辺には豊かな木々と農家が残っていて、都会の喧騒を忘れ、昔ながらの武蔵野の風情が味わえる場所です。

神社 ここの湧水は環境庁(当時)の名水百選にも選ばれた名水で、地元のみならず各地からペットボトルやポリタンク持参の人たちが水を汲みに集まっています。
周辺の農家には地元で取れた新鮮な野菜や果物の直売所などもあり、のんびりとした雰囲気が漂います。

はけ「はけ」沿いに残る武蔵野の湧水
実はこの付近には「真姿の池・お鷹の道湧水群」のほかにも数々の湧水地点が存在します。
立川の北東部から世田谷区の等々力にかけて「国分寺崖線」と呼ばれる高さ15メートルほどの崖が連なっています。かつてこのあたりを流れていた多摩川(現在はずっと南を流れています)頃に作られた河岸段丘によるもので、武蔵野地域ではこの崖を「はけ」と呼んでいます。

豊かな木々の奥に池 文学通の方なら、「土地の人はなぜそこが『はけ』と呼ばれるかを知らない」という書き出しで始まる大岡昇平の小説『武蔵野夫人』を思い起こすかもしれません(ちなみに武蔵野と文学に関心がある方には黒井千次の短編集『たまらん坂』もお薦めです。表題作のほか「おたかの道」「のびどめ用水」など、土地にちなんだ作品集になっています。)

湧水 この「はけ」から地下水から湧き出しています。
国分寺には他にも「殿ヶ谷戸公園」、お隣の武蔵小金井には「滄浪泉園」(水琴窟の音色が楽しめます)や「貫井神社」「武蔵野公園」、さらに三鷹市にかけて「野川公園」と緑と湧水が楽しめるスポットが点在しています。
残暑のなか涼を求めて、またこれから秋にかけては紅葉も美しいところなので、休日にぶらりと出かけてみてはいかがでしょうか。

担当ディレクター 長谷川裕

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