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2005年04月28日
 高校生の作る横浜市のHP

4月28日の現場にアタックは、横浜市のホームページを高校生が作った、というお話です。

担当は泉貴子です。

横浜市広報相談部の海道さんと泉このホームページ、横浜市が市の行政を広めるための広報のページで、市内の横浜市立みなと総合高校の生徒10人が作り、今月21日に公開されたばかりなんです。
これは、全国でも初の試みということなんです。
なぜ高校生に頼んだのか、横浜市広報相談部の海道亮輔課長に伺いますと、「もともと市政の広報横浜というのがあり、若い人に読んでもらっていないという調査結果が出た。若い人に知ってもらうには、若い人に作ってもらうのが一番。できあがりは我々もどうなるかと、締め切り近くなってもモノが見えてこなかったのでヤキモキしたが、本当に我々も目から鱗。」だそうです。
こちらのページ、横浜市役所の中にある若者向けの広報サイトで、インターンシップ事業や、新しくなった市営バスのPR、ゴミを減らす事業のG30について、写真をたっぷり使って漫画風に仕立て上げ、分かりやすく説明しているんです。
たしかに、市役所の他のサイトを見ると、文章だらけでこのように作っているページは無いんですね。
みなと総合高校の生徒さんと角田先生と泉みなと総合高校の角田武彦先生によると、生徒たちは、市がどういう事をやっているのか、どういう事業があるのかなど、全く興味も無ければ、知識もない状態だったので、ホームページどころではなかったそうです。
そのため、市の職員が集まって、どう生徒に説明しようかと会議を重ね、そして生徒に説明したそうですが、それでも全く反応が無く、また集まり会議をして説明してと、そんなことを1ヶ月ほど繰り返し、何とか理解してもらい、やっと作成に入ったそうです。
実際に作った、みなと総合高校の、黄君、井岡さん、坂本君に横浜市の市政や、市のホームページについて聞いてみますと、横浜市に興味なかった、市政とか距離がある感じ、市のとか言うよりHP作るというのに惹かれた、自分とは遠い感じがあった、横浜市がやっているのは大人向けで、どうしても言葉が堅くなる、高校生みたいなお子さまお断りというイメージがある、ということでした。
やはり自分たちが住んでいる町だけど、ただ住んでいるというだけで、行政とはかなり距離を感じているようでした。
しかし、今回このホームページを作成したことをキッカケにして、市役所に通い、市の職員と何回もミーティングを行ったことで、大人向けだけではなく、自分たちくらいの世代にも適用される市の事業がずいぶんあることに気づき、市への見方がずいぶん変わったそうです。
このホームページ、確かにものすごく分かりやすく作ってあります。
高校生が市とのつながりが薄いのは、市の事業の内容が難しいのではなく、伝え方に問題があるのではないでしょうか?
高校生にも活用されるべき市の事業があるのだから、その彼らに分かりやすく伝える手段を、もっと考えてみても良いのでは、と感じました。

担当 泉貴子
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