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2004年10月05日
 焼鳥屋がピンチ?

備長炭10月5日は、中国の炭の輸出禁止による影響をお届けしました。

担当は泉貴子です。

おが炭 10月1日から,日本が消費する木炭の3分の1、焼鳥屋や焼き肉屋で主に使われている備長炭など、白炭の8割を輸出する中国が、森林保護のためにいっさいの炭の輸出をやめてしまいました。
中国の炭は、日本産の炭の半分から3分の1ほどの価格だったため、たくさんの業者が使っていたんです。

全国燃料教会の杉本さんと 林野庁は、全国燃料協会などの業界団体と話し合い、今後の対策を練っています。
社団法人全国燃料協会専務理事の杉本正二さんは、国内産の炭の増産を促し、おがくずを固めて人工的に作ったおが炭で対応し、あとは中国以外の国で作った炭がたくさん入ってくることを期待したいとおっしゃっていました。

「さん鳥」の山田さんと今回の中国の輸出禁止を、焼鳥屋さんはどう思っているのか、赤坂にある焼鳥屋、「さん鳥」の調理主任、山田三郎さんに伺うと,おが炭は、おがくずを固めたものなので、減りが早く、その分、量が必要になってしまうそうなんです。
できれば備長炭を使っていきたいんですが、国産のものは高くて手が出なく、中国産にも頼っていたので、かなり困っているそうです。
街に出てお父さんたちにお話を伺うと,やはり炭火焼の人気は高く、それぞれこだわりがあるほどでした。
求められても天然の炭が手に入りにくくなるこれから、国内の天然の炭は値段が上がり、製造業者はウハウハではないかと思いきや、和歌山県で備長炭を作る、備長炭研究所の代表、玉井又次さんは、値段が上がっても,まかないきれないのではないのか?そうなって炭がなくなると,炭離れが起きてしまうのではないか?と懸念していました。
しかし燃料協会の杉本さんは、輸入に押され、昭和50年以降減り続けていた炭の生産業者の数が、この機会に増えて、さらに釜の稼働率もあがり、質のいい国内産の炭がたくさん出回るようになるのではないか、また、それが炭業者の活性化につながるのではないかと期待されています。

この中国の炭の規制の影響は,今後どうなってゆくのでしょうか?

担当 泉貴子

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