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2004年06月29日
 練馬区で地ビール?

泉リポーターと増田さん6月29日の現場にアタックは、練馬区で地ビールを作る人たちをご紹介いたしました。

担当は泉貴子です。

練馬区は、今でこそ大根や、キャベツの生産が盛んですが、かつてはビールの原料、大麦の生産が盛んだったそうなんです。
最近では、そのことを知らない人が増えているということなんですが、そんな折り、各地でこんな産物がとれた、ということを記す記念碑を建てようという動きが起こり、練馬区では、キャベツ、大根の碑のほか、当時盛んだった大麦の碑も建てようということになったそうです。JA東京あおばの増田懸雄さんも、練馬区の伝統が忘れられてしまうのは淋しい、と嘆いていらっしゃいました。

金子ゴールデンその品種こそ、金子丑五郎さんが作った、国内ビールの原点といわれる、「金子ゴールデン」!
こちらの品種は、1900年頃、金子丑五郎さんが自然交配で作り、国内ビールの製造に大きく貢献したという品種で、1970年頃、採算性の悪さと、都市化のあおりを受けて、姿を消してしまったそうなんですが、その碑を建てることになりました。
そして、その碑に入れる写真を撮るため、現物はないか、と色々探したそうなんです。
すると、地元の農学博士が、現物が茨城県つくば市の農業生物資源研究所というところに、保存されていたということを教えてくれ、それを何とか手に入れました。
しかし、もう何年も前の種なので、スプーン1杯分しか手に入りませんでした。

泉リポーターと渡戸さん念願の金子ゴールデンを手に入れた所、お金が掛かっても、その記念碑が出来たときに除幕式で金子ゴールデンで作ったビールを飲もうよ、と誰からともなく言いだしたため、じゃあ、やろうと皆さんで盛り上がったそうです。
計画の中心メンバーで、当時金子ゴールデンを作っていたという、渡戸章さんは、果たして芽が出るのか心配だったそうですが、心配をよそに、立派に育ったということです。
ビールを作るには、タンク1杯分の、最低400kgは必要だそうで、種を増やすため、そのひとさじ分を、何度も蒔いて、育てて増やしてと繰り返し、今では60kgほどに増え、次にそれを蒔けば、軽く400kgは取れるというところまできました。

バケツいっぱいの金子ゴールデン今ではぜひ復活をと、区や農協など、さくさんの人がビールづくりをバックアップをし、さらに近所の酒屋さんもうちで売りたいと言って来たりと、みんなで盛り上がっているそうです。
で、この金子ゴールデン、いったいどんな味がするのか、みんなで期待するほど美味しい物なのか、渡戸さんに聞いてみると、うまいに決まってる!と断言してくれました。
金子ゴールデン、今度の12月に種を蒔いて、来年の六月には収穫を終え、ビールとなって、除幕式で乾杯を迎えられそうだと言うことでした。
来年が楽しみです!

リポーター 泉貴子

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