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2004年01月28日
「動物園サポーター」で動物園の入場者数減少に歯止めを
〜上野動物園の試み〜

1月28日、水曜日の「現場にアタック」は上野動物園の新たな試みについてです。

今、全国の動物園は少子化やレジャーの多様化から、入場者数が減少傾向にあり、厳しい状況になっています。
上野動物園もピーク時と比べて80万人減っています。

そこで、入場者数の食い止めや動物園の資金を募集するために、今回「動物園サポーター」を募集することになりました。
この制度は市民や企業、団体に好きな動物の種類を指定してもらい、一口単位で寄付を募集する、というものです。
その寄付が動物のエサや遊具の購入費になるというわけです。
市民にとっては、寄付がお気に入りの動物の餌代に使われるため、「里親」のような気分を味わうことが出来ます。

気になる寄付の金額ですが、気軽に参加出来るように、子供もお小遣い程度の値段ともう少し高額な値段の2種類作る、ということです。

この制度、元々は欧米で広まっていて、日本で初めて導入されたのは、北九州市の「到津(いとうづ)の森公園」でした。
この公園は、もともと民間が経営していた遊園地でしたが、経営が行き詰まり閉館となってしまいました。
そこで、地元の市民が存続を願って署名と寄付集めをしたのです。
市民の皆さんの熱心な活動の結果、初年度の寄付はおよそ3900万円となり、市が運営を引き継ぐ形で、存続出来ることになりました。
こちらでは、寄付一口1000円からで、1万円寄付すると家族での年間フリーパスがもらえ、この成功例を視察しようと、全国から大勢訪れるそうです。

しかし、こちらの公園も手放しに喜んでいるわけではありません。
去年の寄付金額が初年度のおよそ半分になってしまい、これからドのように市民の皆さんに関心を持ってもらうのか、という新たな課題に直面しています。

さて、東京の上野動物園では詳しい内容や寄付の募集を今年4がつまでには始めたいということで、これから東京都と本格的に打ち合わせを行います。

この「改革」、上手くいくと良いですね。

レポーター近堂かおり
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