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| 2004年01月22日 |
| 駅弁ならぬ空弁（そらべん）が人気急上昇 |
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1月22日、木曜日の「現場にアタック」は、人気急上昇の空弁（そらべん）についてです。
空弁とは、空港で売られているお弁当のことで、今や空港内の売店にはお弁当を買い求める人だかりが出来るほど注目を集めています。
この人気の背景には、ほとんどの国内線がコスト削減のため機内食を廃止したことや、搭乗手続きが15分前までに済ませればよくなって空港の滞在時間が短くなり、空港内のレストランで食事をとる人が少なくなったことがあるようです。
ただ、それだけが空弁人気の理由ではありません！
これまで注目度の低かった空弁に、去年大ヒット商品が誕生したのです。
その大ヒット商品とは「みち子がお届けする若狭の浜焼き鯖寿司」。
福井の鯖を丸ごと一本焼いてお寿司にしたものです。
この鯖寿司は、1日400個売れるそうで、通常のお弁当は一日、50〜100個売れればよい、とのことなので、その人気がどのくらい凄いのか分かると思います。
この「みち子がお届けする若狭の浜焼き鯖寿司」、福井の魚を販売している矢部みち子さんという方が、鯛の昆布じめを空港の売店に売り込みに来たとき、お土産に持っていたのが、地元名産の焼き鯖寿司だったのです。
鯛はお弁当に採用されませんでしたが、鯖の方が担当者の目を引いて、今の大ヒットとなりました。
この大ヒット商品のお陰で、空港内のお弁当販売業者の認識が変わり、商品開発の競争が始まったのです。
それ以降、「小分け御前」「むかしの味とんかつ弁当」「特製ヒレカツサンド」など、新商品が続々と登場しています。
また、この様子を見た、羽田空港のターミナル管理会社も、羽田という地域を売りにした空弁を売り出すなど、今や空弁は空港の主役になりつつあります。
去年、新幹線の品川駅が開業したことで、JRとの競争もありますし、今年12月には羽田空港に東ターミナルがオープンするなど、空弁競争はますます激化しそうですね。
レポーター泉貴子 |
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