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2003年12月22日
「書」の新しい可能性を追求する、
書家の石飛博光さんインタビュー

12月22日、月曜日の「現場にアタック」は、書の世界で色々な新しい分野に挑戦している、書家の石飛博光さんにスタジオにお越し頂きました。

石飛さんは、先月スイス・ジュネーブで個展を開かれましたが、このときの作品は樹木の写真の上に「書」を書く、という写真と書のコラボでした。
また、斬新なデザインの屏風や掛け軸の上に「書」を書くなど、新しい感覚のコラボレーション作品を発表しました。
石飛さん曰く、漢字はもともと象形文字なので、地元の皆さんは絵を鑑賞するように作品をご覧になっていたので漢字に対する違和感や抵抗感はなかったそうです。

また、写真の上に「書」を書くというアイディアは、室内での展示が多い書の作品を、外に出したらどう変わるのか、またその様子を写真で撮ったらどうなるのか、という試みがきっかけだったそうです。
そこで、樹木や山などをカメラマンに撮影してもらい、その画像をパソコンに取り込み、和紙のような素材の上にプリントアウトしました。
そうすることにより、にじんだり、かすれたりする筆の質感をより出すことが出来るそうです。
完成した作品は、写真と書がまさに一体化していて、自然の中にスッと溶け込んでしまうようでしたよ。

さて、「書」と言えば季節柄年賀状ですが、この時期になると「私もスラスラと筆で文字を書ければ・・・」と書への憧れを感じる方もたくさんいらっしゃると思います。
そんな方々へ向けて、石飛さんは「一字で年賀状」(二玄社)という本を出されています。
ハガキに一文字の書(「賀」「春」「慶」「寿」など多数)を基調とした年賀状のアイディアを紹介しています。

石飛さん曰く、多様な楽しみ方が出来るというのが書の大きな魅力の一つで、コツは書いている本人が楽しむことだそうです。
気に入った文字から気軽にチャレンジしてみて下さい、とおっしゃっていました。

これまでの「書」の概念にとらわれることなく、次々に斬新な作品を世に送り出している石飛さん、さて次はどんなコラボをされるのか、とっても楽しみですね。
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