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2003年12月18日

２００３年サプライズの裏側～女子十二楽坊でサプライズ

12月28日の現場にアタックは、2003年サプライズの裏側と題して
「女子十二楽坊」の驚きの大ヒットの裏側をお送りしました。

リポーターは泉貴子です。

戎原正彦さん

女子十二楽坊は、二胡、楊琴、琵琶、竹笛などの中国の民族楽器を使う、
中国人の音楽学校出身の女性を集め、更にその中から見た目もキレイな人を選び、2001年に中国で結成された、才色兼備のユニットです。
実は当初、このグループは日本では売れるとは思われていなかったそうなんです。
女子十二楽坊のチーフ・プロデューサーの、プラティア・エンタテインメントの戎原正彦さんに、初めて女子十二楽坊を見た時の感想を伺ったところ、
良い音楽で華もあるが、演奏だけのインストゥルメンタルでは、売れないのではないかと思ったそうです。いろいろ売るために日本のヒットナンバーのカバー曲を入れてみたり、情報番組に出したりして、頑張った結果、2003年11月現在で150万枚を突破する売上げを記録するほどの大ヒットになりました。

児玉優さんと武楽群さん

おかげで、女子十二楽坊のメロディーラインをつくる、二胡の販売で、国内シェアの50％を誇る販売会社「優分社」では、
若い女性を中心に、爆発的な売上げを見せ、売上げが前年比で倍になったと代表取締役の児玉優さんはおっしゃいました。

そもそも二胡は、非常に演奏しやすい楽器で、覚えるのも簡単と、優分社の武楽群さんはおっしゃいます。
その辺がヒットの要因なんでしょうか。
毎日新聞カルチャー教室の二胡教室では、教室を開くとたくさんの申し込みがあるそうです。
教室に伺ってみて、お話を伺うと、皆さん二胡の女性らしい優しい音色に惹かれて習っているそうです。
女性らしさが求められる時代になった事が、女子十二楽坊のヒットにつながったようでした。

担当　泉貴子