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2003年12月11日
自衛隊イラク派遣決定
〜街の皆さんの声〜

12月11日、木曜日の「現場にアタック」は自衛隊のイラク派遣が決定したことによる、市民の皆さんの声を集めてみました。

今週水曜日の夜、東京銀座で、自衛隊派遣に反対するデモ行進が行われ、労働組合や平和団体など7000人が参加しました。
デモの前に夜6時半から日比谷野外音楽堂で集会が開かれ、 会場があふれるくらいの人が集まり、その後のデモは9時過ぎまで続きました。

参加された方々にお話を伺うと、
「このままだとイラクが泥沼化する、長期的な覚悟で運動を続けていかなければならない。」
「自衛隊が出ることによって状況が悪化して、戦争になるのでは、と危機感を持っている。」
など、このままなし崩し的になっていくのでは、という不安を持っている方、大勢いらっしゃいました。

このデモですが、人通りの多い銀座から丸の内にかけて行進したこともあり、立ち止まる方も多かったです。
デモをご覧になっていた方々にもマイクを向けてみますと、
「私も出来れば歩きたいが、用事があり家に帰らないとならない。」
「参加すべきだろうけど、何も私がしなくても・・・」
など、皆さん自衛隊の派遣には反対だが、行動を起こすことについては、消極的な姿勢の方が多かったです。

街で40人の方に自衛隊派遣について伺ってみますと・・・・・
「反対」:9人
「やむを得ず、条件付きで」なども含め「賛成」:24人
「どちらとも言えない」:7人
という結果になりました。
大方の皆さんが「反対」かと思っていたので、この結果は意外でした。

この街の反応に対してデモ参加者は、「無力感を感じこともある。」と胸の内を明かしました。
また、「街の皆さんはどう行動を起こしたら良いのか、分からないのではないか?」ともおっしゃっていました。

確かに地道な運動になりますが、これからも声を挙げる機会を作っていきたいと思っている、とのことでした。

レポーター泉貴子
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