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| 2003年12月09日 |
減少していく農地を守れ！
〜府中市が産直マップで農家を応援〜 |
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12月9日、火曜日の「現場にアタック」は、府中市の「農産物直売マップ」についてお伝えしました。
これは、年々減少している府中市の農家を応援していこう、と作られたもので、野菜などの直売をする農家の場所を地図上で掲載しています。
市役所や文化センターなどに合わせて3000部置かれています。
このマップにはそれぞれの営業時間や住所・電話番号はもちろんのこと、野菜の種類や農家のPRも書かれています。
このように農家の皆さんが自ら作った農作物をアピールする場を設けて、農家の皆さんの「やる気」を出してもらい、またマップを見た市内の住民の皆さんにもっと野菜を買ってもらえれば、ということが狙いです。
マップには市内で直売を行っている農家172戸のうち、53戸が掲載されています。
近年、府中市は住宅が増え、870ヘクタールあった農地が170ヘクタールに減少しています。
東京ドーム120個分もの農地が宅地などに変わったことになります。
農地が減ると、収穫出来る作物が減ってしまうのはもちろんですが、それ以外に、農地は災害時の避難場所と利用していたため、避難場所が減ってしまう、という大きな問題点もあります。
このように、防災の面でも農地は残していく必要があり、農地減少に歯止めをかける意味でも、市はこのマップの効果に期待を寄せています。
ところが、実際府中市の駅前で取材をしてみますと、肝心の市民の皆さんが、このマップをあまり知らないことが分かりました。
しかし、私が持っていたマップをお見せすると、皆さんとても興味を示し、自宅近くの直売所を探したり、マップが置かれている場所を尋ねる方などがいらっしゃいました。
やはり、主婦の皆さんは新鮮で安全な野菜を食べたい、ということで、この直売マップ、なかなかの評判でしたよ。
せっかく登場した直売マップ、広く市民の間に浸透し、上手に活用してもらえると良いですね。
レポーター泉貴子 |
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