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2003年12月08日
地元の大学生が行政に参加して街作りを提案
〜東京・豊島区の試み〜

12月8日、月曜日の「現場にアタック」は東京・豊島区が地元の大学生とともに、区政を変えていこう、という話題をお伝えしました。

先週土曜日、「大学サミット」というイベントが立教大学で開かれ、大学生およそ20人が、街作りの提案を行いました。
豊島区には4年制大学が4つあり、その学生数は3万人に上ります。
この学生の皆さんのアイディアを区政に生かすことが出来ないか、ということがきっかけで、去年から「大学サミット」が始まりました。

このサミットでは、行政ではなかなか発想できないような、斬新なものということがテーマ。
去年は「豊島区でお笑い芸人を育成しよう」「映画の街にしよう」「巣鴨の地蔵通りをバリアフリーにしよう」「アートの街にしよう」など主にイメージアップのための提案がありました。
「映画の街」については、区内に振興会が発足するきっかけ作りになりましたが、それ以外については、大きなテーマだったために、ほとんどは実現不可能だったそうです。

そこで、今年は、より実現可能で、より具体的なもの、だけど学生らしい夢のあるものを、と去年よりもレベルアップした課題が区側から出されました。
4ヶ月の準備期間の結果、最終的に3つの提案がまとまりました。

★豊島区内の廃校となった校舎の活用方法
空き教室で地元の劇団に演劇を行ってもらう。
体育館やグランドを利用してマイナースポーツ(タグラグビーやカバディ)を行い、豊島区から広める。

★ポイ捨てや放置自転車などの問題も抱える池袋駅前をキレイにしていく方法
これまで不定期だった小学生の清掃活動を定期的に、回数を増やし、そのリーダー的な役割を大学生が担う。
また、駅前の道路を小学生の絵で飾り付けて、ゴミを捨てにくい環境にする。

★大学生をボランティア活動に参加させるキッカケ作り 実際、ボランティア活動をしている様子を取材し、ビデオにまとめる。
その紹介ビデオを各大学に配り、ボランティアのイメージを具体化してもらう。

発表はパワーポイントや寸劇などを交えながら行われ、とても分かりやすく、楽しみながら見ることが出来ました。

参加された学生の皆さんにお話を伺ってみると、ただ通学だけの関わりで4年間を終わりたくない、せっかくだから何かしたかった、という積極的なや実際参加してみて、区の若手職員の皆さんも街に対する熱い思いを持っていることを実感した、と話す方がいました。

会場には、高野之夫区長の姿もあり、学生からの提案を真剣な眼差しでご覧になっていました。
高野区長は、「学生からの提案を是非、実現しないと。重い責任を感じた。」と実現に向けた積極的な姿勢を示しました。
せっかく、学生の皆さんが一生懸命、アイディアを出し合ったものですから、是非是非、実現してもらいたいですね。

レポーター徳武樹里
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