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2003年11月24日
若手デザイナー達が生まれて初めてお店経営に挑戦
〜ヴィーナスフォートにて〜

11月24日、月曜日の「現場にアタック」は若手のデザイナー達がお店経営に挑戦する、というお話です。

場所は、東京お台場の「ヴィーナスフォート」。
若手デザイナー達自身が作ったアクセサリーや洋服、また自らの目で仕入れた商品を売っている一角「ラブラボ」が今年の春に登場し、現在15店舗が展開しています。

ヴィーナスフォートでは、都心デパートと差別化し、何か新しいことを始めたい、ということがきっかけでこの企画がスタートしました。
しかし、デザイナーとしての腕は確かなものの、お店の経営は初心者の方々ばかり。
皆さん、当初は「いらっしゃいませ」の声も出ず、お店はシーンと静まりかえっていたそうです。
そんな皆さんに、「ラブラボ」担当のヴィーナスフォート・清水優さんは「作った人の接客が一番説得力がある。キレイな言葉など関係ないから、自分の言葉で語ってみたら?」と励まし続けたそうです。

犬用の洋服やグッズをデザイン・販売しているお店「D+Mショップ」の店長、梶谷ユキさんも最初は恥ずかしくて声が出なかったそうですが、お客さんが連れてくる犬を介して、次第にお客さんとの会話が弾むようになってきたそうです。

お店を経営することで、時間のやりくりが大変になったと話すのは、姉妹でお店を出している佐藤奈津子さん。
アイディアを枯渇させないよう、とこれまで以上に色々なことを吸収するように工夫しているそうです。
奈津子さんは姉亜美さんと「sis.」というお店を開き、はハートとリンゴをモチーフにしたアクセサリーやTシャツなどを作っています。
最初は自分のものをお客さんに勧めることに照れがありましたが、自分達が作った物をお客さんが目の前で付けてくれるのを見るのは嬉しいし励みになる、と話していました。

姉の亜美さんは、お店を始めて8ヶ月が過ぎ、徐々にお客さんの反応を見る余裕が出てきたということで、お店には40人程の常連客も出来ました。

このように皆さん、一つずつハードルを越えていっていますが、軌道に乗るのはまだまだこれから。
ヴィーナスフォートの清水さんは、こんな風におっしゃっています。
「お客さんが求めるものとのギャップがある。売上げを考えて売れ筋を追求することも出来るが、そうするとここの良さがなくなってしまう。今はそのバランスに苦しんでいる。」と。

と同時に清水さんは、ここから大きく羽ばたいてもらいたい、せっかく何かの縁で知り合ったのだから、何人かはビッグになって欲しい、と若手デザイナー達に期待を寄せています。

ヴィーナスフォートでは、彼らに家賃を通常の7割程度にしたり、場合によっては資金援助も行う、など金銭的なサポートもしています。
しかし、既に4店舗が店長さん自身「もう限界」との意志でお店を閉め、新しいお店に変わるという厳しい現実もあります。

せっかく与えられたチャンス、是非是非生かしてもらいたいですね。

レポーター徳武樹里
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