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2003年11月14日
カジノディーラー養成学校が開校

11月14日、金曜日の「現場にアタック」は、来年春に開校する「日本カジノスクール」についてお伝えしました。

このスクールでは、カジノの「ディーラー」を養成することとなりますが、「ディーラー」ってあまり聞き慣れない名前ですよね。
カジノのルーレットを回したり、カードを配ったり、チップを配ったりしながら、カジノゲームを進行する役割を担っている方々なんですよ。

このディーラーを養成する学校、その名も「日本カジノスクール」は、ホテルや豪華客船でのカジノイベントなどを手がける「ブライト」と、旅行関係の専門学校を経営する「トラベルジャーナル・グループ」が設立しました。

カジノと言えば、東京のカジノ構想など、何かと話題ですが、このスクール開校の狙いはまさにそこ!
「日本カジノスクール」校長の大岩根成悦さんは、スクール開校の理由を
*カジノが認可されてからディーラーを養成するのでは遅い。
*カジノで雇用創出などと言われているが、このままでは外国人ディーラーばかりになってしまい、意味がない、
と挙げ、カジノ合法化を睨んで先手を打ちました。
大岩根さん自身、客船などでディーラーを14年されてきていてます。
さて、実際行われる授業内容は、ルーレット63コマ、ブラックジャック48コマ、カジノ文化12コマ、カジノ英語12コマなどです。
授業数は全部で189コマあり、半年から1年半で受講する仕組みとなっています。
気になる受講料は40万円で、卒業すると来年春から始まる「日本カジノディーラーズ協会」の資格認定試験で、実技試験が免除になるそうです。

スクールは、20歳以上でしたら、どなたでも受講出来ますが、「手先が器用」で「語学に興味」があって「明るい」人が向いている、ということです。
この「明るい」という要素は意外と大事なんです。
というのも、明るいディーラーのテーブルには人が集まり、人が集まっている様子が見えると、何か良いことがありそう・・・と、またお客さんが寄ってくる、と結局カジノが上手くいくかどうかはディーラーの腕次第と言っても過言ではないのです。
その証拠に海外では、人気の一流ディーラーは年収数千万円という方もいる、とか。
スクールの校長、大岩根さんは「日本でも新しい花形職業に」と意気込んでいます。

しかし、実際街に出て、若者の皆さんにカジノディーラーについて伺ってみると、「カッコイイと思うが、別世界の人という印象がある」と慎重な意見が多かったです。
また、日本ではまだ、客船やホテルでのカジノイベント程度しか需要がありません。
そのためスクールでは、海外のカジノ学校や本場のカジノとタイアップして、インターンシップなどから海外で活躍できる道が開けるようにと、工夫しているそうです。

資格や就職にキチンと結びつくスクールになれば良いですね。

レポーター近堂かおり
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