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2003年11月12日
放置自転車対策に共用自転車を導入!
〜街づくりに役立たせる地域も〜

11月12日、水曜日の「現場にアタック」は共用自転車についてお伝えしました。

最近、自治体やNPOが主体となって地域住民が一緒に使える「共用自転車」のサービスが広がっています。
東京・荒川区では先月の12日から回収した放置自転車200台を再利用して、誰でも無料で自由に乗れ、邪魔にならなければ区内どこでも乗り捨てが可能、というサービスを行っています。
区では、放置自転車が年間およそ14000台あり、そのうち持ち主が取りに来ないおよそ9000台を処分していました。
また、処分費用には2億円もかかっていたそうなんです。
そこで、共用自転車のサービスが住民に浸透すれば、放置自転車が減り、処分費用の削減にもつながるのでは、と区では期待を寄せています。

また、千葉県市川市ではNPOが主体となり、また市川市も支援しているという共用自転車のサービスを始めています。
実は、市川市は全国の放置自転車ワースト10に入ってしまう駅があり、市にとってこれは大きな悩みの種でした。

NPOの活動に対し、市は放置自転車の中で状態の良いものを無償提供し、貸し出しや返却のステーションも提供しています。
この結果、現在徐々に放置自転車は減ってきているそうですよ。

このサービス、放置自転車を減らす、という目的の他に、もう一つ大きな狙いがあります。
NPO青少年地域ネット21事務局長の三宮美道さんは、この共用自転車サービスが浸透することにより、自転車の盗難防止に役立つとおっしゃっています。
つまり、街づくりとして共用自転車が重要な役割を担っている、というのです。

こちらでは、地元の小学生に共用自転車をペインティングしてもらって、自分の作品として愛着をもってもらうようにしています。
また、自転車を共用することによって、今まで話したことのなかった住民同士、コミュニケーションが生まれたり、と街の活性化にはとても大きな要素となる、と三宮さんは共用自転車の可能性に期待しています。

「自転車を大切に使う。」
一見、何でもないことのようですが、地域の人々が一緒になってこの「共用自転車」のサービスに関心を示すことにより、やがては街作りにつながっていく・・・・・。
自転車の力って意外と大きいんですね。

レポーター近堂かおり
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