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2003年11月07日
神奈川県・海老名市が関東で初の「電子投票」を実施
〜市民はそれを望んでいるの?〜

11月7日、金曜日の「現場にアタック」は神奈川県海老名市の「電子投票」についてお伝えしました。

海老名市では9日の衆議院選挙と同時に、市長選挙と市議会選挙が行われますが、この市長選と市議会選について、関東で初めて「電子投票」を実施するのです。
この電子投票は地方選挙に限り、去年から認められた方法です。

手順ですが、
*投票所に行くと、投票用紙の代わりにテレホンカードに似た投票カードが渡される。
*そのカードを銀行のATMのような機械に入れると、画面に立候補者の名前が現れる。
*その中から投票したい人の名前を選んで画面をタッチすると、「この人で良いですか?」という確認画面が現れる。
*よければ「はい」をタッチして終了。
*投票したい候補者がいない場合の「白紙投票」も出来る。

この電子投票のメリットについて、海老名市選挙管理委員会の星川登事務局長に伺ったところ、文字の書けない障害者の方でも押すだけでで投票できたり、判読不能な「疑問票」や「無効票」を防ぐことが出来る、ということです。

これまで海老名市では、自力で投票できない障害者の方は投票所のスタッフのサポートを受けて投票していました。
また、無効票は前回の選挙では全体の2%にあたる1071票もありました。
そして、開票時間も大幅に短縮出来て、前回の選挙では3時間かかりましたが、今回は30分程度になり、スタッフも200人削減出来るのでは?と選挙管理委員会では期待を寄せています。

市では、9日の電子投票に備えて、7月から今月まで、イベント会場やスーパー店頭などに練習機を設置して、有権者の4分の1にあたる24000人に練習してもらったそうです。

この電子投票ですが、これまでに実施したのはわずか6市町村で、うち5回で機械のトラブルがあったということで、慎重に様子を見ている都市が多いのです。
これに対して海老名市は、機械200台をレンタルするなど多めに設置し、改良された機械を導入するなど万全の体制で臨む、としています。
かかった費用は1000万円、とちょっと多いかなあ、という気がしますが、市民の皆さんの多くはこの電子投票の導入を歓迎しています。
ただ、「手書きの方が投票する実感がわく」と反対のご意見の方もいらっしゃいました。

この「電子投票」、これからの投票の形を変えていくかも知れませんね。
しかし、トラブル回避はもちろんですが、データの改ざんなどに繋がらないよう、きちんとしたチェック体制も整えて欲しいと思います。

レポーター近堂かおり
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