森本毅郎スタンバイ! WEBラジオ ラジオトップ TBSトップ サイトマップ
現場にアタック
今朝のスタンバイ
現場にアタック
トークパレット
ハワイにおいでよ!
映画情報
ものだめし
ブックナビ
世論調査
 ご意見はこちら
----------------
デジタル教室
お知らせ
番組紹介
出演者紹介
番組への御意見・
ご感想お待ちしております。
 メールアドレス
stand-by@tbs.co.jp

番組放送中(6:30〜8:30)は電話・FAXでも受け付けております。
電話 03-3584-0954
FAX  03-5562-9540
2003年10月29日
ショッピングセンターが「販売塾」を開校

10月29日、水曜日の現場にアタックは、ショッピングセンターが販売塾を開校した、という話題です。
横浜市の青葉台東急スクエアとコンサルタント会社のワンスアラウンド社が共同で開校したこの塾、一般の主婦向けに有料で販売のノウハウを教えています。

青葉台東急スクエアの総支配人の平本和弘さんは、販売塾の開校のきっかけについて、このショッピングセンターを今まで以上に地域密着型にしていきたいから、とおっしゃっていました。
というのも、青葉台東急スクエアは郊外型で地元の30代から50代のお客さんが多く、逆に店員さんは20代を中心とした若い人のため、両者の間に年齢差があります。
そのため、お客さんはなんとなく話しづらいということです。
一方、お店側は、日々お客さんに失礼のないように継続的に、ある一定のサービスを提供したい、と常々考えていました。
では、どうすればよいか、となったときに、お客さんと年齢層が近い、地元の主婦の皆さんに働いてもらえれば、というアイディアが浮かんできたのです。

また、この販売塾開校の背景には、現場の抱える次のような問題点がある、と販売塾の塾長、ワンズアラウンドの兼重日奈子さんは指摘しています。
今のお店の現場は、経験の浅いうちに店長となってしまうケースが多く、そのため、採用した販売員をしっかりと教育出来ないそうなんです。
そのため、販売員も何をすればよいか分からず、辞めてしまうケースも少なくないのです。
このような現状から、販売塾のニーズは高まっている、と兼重さんは期待を寄せています。
この販売塾ですが、受講料が3万円、期間は1ヶ月半で2時間半の授業が7回あります。
修了時の卒業検定に合格すると、こちらのショッピングセンター内の人材募集店舗に優遇条件で紹介してもらえる、ということです。

既にこの塾に通って、今は東急スクエア内で洋服の販売のお仕事をされている方もいらっしゃいます。
この主婦の方は、これまでも何かしようと思いながらも店舗に飛び込んでいく勇気が出なかったそうなんです。
また、15年間も仕事から遠ざかっていたことも、踏み出せなかった理由でした。
そんな時に、この販売塾があり、背中を押してくれる一つの力になった、とおっしゃっていました。

そして受け入れ側のお店の店長さんも、既に基本的なことは出来ているので、場面場面に応じて適宜アドバイスする程度でよい、と販売塾の効果は出ているようです。

販売塾では、このショッピングセンターを「行きたい・買いたい・働きたい」というものにしていきたい、という目標を掲げています。
「働きたい」と思うショッピングセンターがあれば、この先10年、20年地元から愛されるものに育つのでは、と塾長の兼重さんはおっしゃっていました。

レポーター 近堂かおり
バンクナンバーはこちら
 Copyright(C) 1995-2024 TBS RADIO,Inc. All Rights Reserved.