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2003年09月22日
冷夏でどうなった? 天候デリバティブ



  9月22日の今日は「天候デリバティブの今」をお届けします。

  今年は冷夏と思ったら、今は台風が来ていて、観光業界に大きな影響がでそうですが、そんな中、伊勢志摩にあるシーサイドホテル鯨望荘という旅館が、売上高も客数も去年より一割増えたそうなんです。なぜ増やす事ができたか、鯨望荘の岩崎充宏さんに伺いました。
 「雨が降ったらイセエビかアワビをサービスするという企画をした。そのおかげで雨が降ってもキャンセルが出ず、予約も早く埋まった」

 インターネットで宣伝したところ予約も早々と埋まったそうです。ただ雨が何日降るかわからず、どれだけの負担になるか不安じゃないのか、その点を伺ってみました。
  「今年は雨が多かったから、天候デリバティブという保険をかけた。6日間雨が降って、7日目から一日21万円出る契約。これがなければこの企画はできなかった」

  天候デリバティブとは4年前くらいから始まったのですが、これだけ異常な天候が続くと保険会社が支払えるのか、疑問に思ったので興亜損保の荒金高志課長に伺ってみました。
 「たいしたことない。天候デリバティブはマーケットが小さいから、中期的に見れば、保険会社が損しないようにしてる」

  実際、鯨望荘さんが受け取ったのは21万円だけ。保険会社に支払ったのは50万円だったので保険会社は損してないんです。元々天候デリバティブとは中小企業向けの商品なので、30万円くらいの商品もあるのですが、小さな会社にはちょっと高めの設定なのでは、と思い、天候デリバティブが安くならない理由を保険コンサルタントの中井アキラさんに伺いました。
 「リスクを踏まないということで保険会社もある程度高値設定をしている」

  中井さんのところにも天候デリバティブに関する質問が非常に増えていて、関心の高さが伺えます。保険会社も適正価格見直しの必要があるのではないでしょうか。


   リポーター 徳武 樹里 
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