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2003年09月05日
最低賃金で暮らせるか/千葉労連と厚生労働省の溝



  9月5日の今日は「最低賃金」で暮らせるかという問題です。

  最近、不況の影響で正社員を減らしてパートを増やす企業も増えていますが、そのパートの賃金を大きく左右するのが、法律で定められた「最低賃金」です。

  ところが、この最低賃金が安すぎるのでは?ということで、このほど「千葉県労働組合連合会」=千葉労連が、最低賃金で暮らせるのかどうか、一ヶ月間、挑戦したということなんです。背景には, 春闘が「ベアゼロ」で、労働者全体の賃金の底上げが難しいなか、「せめて最低賃金の待遇改善を」と、運動を方向転換しなければならない労組の事情があるそうなんです。

  現在の千葉県の最低賃金は時給677円・・一日8時間、一ヶ月22日働くと月12万円。ここから税金や光熱費を引くと、残りは3万円・・・1日1000円。果たしてこれで日常生活が送れるのか?挑戦したのが千葉労連のみなさんです。
  「もう二度と嫌、すごく苦しかった、結膜炎で挫折/私は3キロ、友人は8キロやせた/仕事に支障がでた」とみなさん否定的な意見ばかりでした。

  これを聞いて、最低賃金を所轄する厚生労働省・労働基準局へ行って、千葉労連の声を届けてきました。労働基準局の方です。
  「個人的意見に基づいてやるべきかどうかという問題があります。キチンとしたルールに従って決めているので理化していただきたい」


 しっかりと対応してくださいましたが、最後は笑って答えていて、千葉労連と厚生労働省のこの問題に対する受け止め方には、大きな開きがあると感じた今日のレポートでした。


  リポーター  近堂 かおり
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