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2003年07月31日
衛星でクジラを観察・・・千葉工大のプロジェクト



31日の今日はクジラについてです。

  今、謎の多いクジラの生態を衛星を使って解明しようという壮大なプロジェクトが進行しています。その名も「鯨生態観測衛星プロジェクト」。プロジェクトを率いているのは千葉工大の林 友直教授です。

  衛星の設計から何からすべて大学でやっていて、計画は10年前から立ち上がったそうです。
  「無謀だと言われたが100人の学生が関わってここまでこれました」と林先生もおっしゃってました。

  林教授は、1970年に日本初の衛星「おおすみ」を打ち上げた偉大な人。この10年間、学生達とともに研究と開発を積み重ねてきたそうです。

  林教授と学生達は民生部品を使って、数十億円が相場と言われる衛星を8千万で作り上げたそうです。その衛星は一辺が50センチの立方体で重さは50キロ。その小さな箱が一周100分、秒速7〜8kiroで地球を周回するそうです。衛星は「観太」君と命名したそうです。そして、クジラの体には発信機を取り付け、クジラがもぐる深さや泳ぐ速さ、周囲の水温などを測定。クジラが水面へ浮かび上がったときに、観太君へそれらのデータが電波で送られていくそうです。

  クジラに取り付けられる針の中には抗生物質が入っていて、クジラの体を傷つけないように工夫。さらに観測が終ったら、針と送信機を繋いでいる金具が自然に切れて、送信機がクジラから切り離されるという優れもの。

  これで毎日、観太君からクジラの生態を観測している、といいたいところですが、肝心のクジラに送信機を装着できてないんです。

  「クジラになかなか出会えない。出会えてもつけることができない。クジラと10メートルの接近に成功して、発信機を発射してけれど、クジラの皮に跳ね返れて針が刺さらなかった」と林教授は悔やんでました。

  ここまでこぎつけたんだから、次回こそは成功して欲しいですね!


   リポーター  泉 貴子さん
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