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2002年10月25日 |
ベルリンの壁も壊した!
油圧式解体機で世界一「坂戸工作所」 |
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大ヒット商品「パクラ」の前で |
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スペシャルウィークの今週は、「世界レベルの中小企業シリーズ・第二弾」をお送りしています。
今朝の担当は近堂かおりです。
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今回ご紹介するのは、ビルの解体や廃材の処理に使う油圧式解体機の分野で、大手メーカーが思いもつかない新製品を次々開発するという、千葉市の坂戸工作所。
1989年のベルリンの壁崩壊の時には、自社製品が活躍する姿がテレビに映されて知れ渡り、その後、世界中から注文が殺到した。 現在では、社員24人で年商72億円、一人あたり3億円を稼ぎ出すという、この業界で世界ナンバー1の企業です。
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代表的なヒット商品は、ベルリンの壁もこわした「パクラ」。
くちばしのような形をした部品で、パワーショベルのショベルを取って、そこに取り付けて使います。それがパクパクとベルリンの壁を食べていく…これで「パクラ」。
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この会社の特長は、まず、商品の名前がユニーク!ペンチの形をした「ペンチャー」、まさかりを応用した「まさかりジョー」、まさかこんなものまで切れるなんて!で「まさかのジロー」
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名物社長坂戸誠一さんと「まさかのジロー」の前で |
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坂戸工作所は、現在の社長のお父さんが始めた会社で、元々は、解体機械の修理屋でした。それが解体機械を次々開発し、世界企業になれたのはなぜか?それは…
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1)製品開発時のキーワードは「うれない」「もうからない」「むずかしくない」!…「うれない」「もうからない」ものは、ライバル会社も少ないので勝てる!元々修理会社だった坂戸工作所が、油圧式解体機製造に参入できたのは、当時それがあまり相手にされていない分野だったからということでした。
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2)「従来技術を見直せ!」…開発のヒントになったのは「ペンチ」「くちばし」「まさかり」「薬研」。昔の人は偉大だと坂戸社長。好きなテレビは時代劇で、そこから昔の人の道具を観察して応用するという事でした。社長によれば「私のは発明ではなく、発見だ」(1)の「むずかしくない」とは、こういうこと。「私は千葉のエジソンではなく、千葉のコロンブスと呼ばれたい」ともおっしゃってました。
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思わず納得!という言葉の数々ですが、この言葉の基礎になったのは、先代のお父さんの教えがあってこそということでした。それは…「銭を追うな、仕事を追え」。ただただお客さんのことを考えて、もうからないような地味な仕事でも真剣に取り組んでいるうちに、ヒット商品開発の極意が見えたという事でした。
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